ドラマ『逃げ恥』オープニング楽曲の制作秘話(ゲスト:チャラン・ポ・ランタンもも)【前編】

ドラマ『逃げ恥』のオープニングを担当

もも:最近そうなんです。姉のことばっかり言ってまして。姉が忙しくて。

権八:お姉ちゃんの小春ちゃんはこの前、テレビでエグい話したでしょ? 「元カレに手切れ金で何十万円渡した」みたいな。そのことが歌に書いてあると言って、ネットで調べたらそんな話ばかり出てきて。それがもしかしたら炎上中なのかなと思ったんだけど。

もも:全然問題ありません。普段はどこでも言ってますよ。お姉ちゃんはダメンズウォーカーというか、男性との修羅場をそのまま歌にする感じのライフスタイルを送ってます。

権八:そんなライフスタイルあったっけ(笑)? ももちゃんはどんなライフスタイルなの?

もも:私は小春ちゃんとは好きな男性のタイプが全く違います。そもそも性格が真逆ですね。私はいろいろな人とイェーイって遊ぶけど、姉は閉じこもっていて、私としか目合わさないでしゃべる人です。ただ、私は小春ちゃんに比べると面白い恋愛をしてるわけじゃないし、ネタになる恋愛をしてるわけじゃなくて。だから普通じゃないですかね。

権八:お姉ちゃんはMr.Childrenのサポートもやって。

もも:そうなんですよ、ビックリです。妹として光栄です。

権八:ももちゃんは呼ばれないんですか?

もも:私は呼ばれてないですね。コーラスでよければって感じなんですけど。

中村:チャラン・ポ・ランタンと言えば、ドラマ『逃げ恥』ですね。

権八:そうなんですけど、『逃げ恥』というと、星野源さんの・・・ね。

もも:はい、「恋」じゃないほうを担当してました(笑)。

権八:オープニングのほうなんですよね。

もも:世の中的には「あれ、オープニングあった?」みたいな感じになってるんですけど、ありました。私たちが歌ってました!

権八:YouTubeでは何百万回と再生されてるし、立派ですよ。

もも:ありがとうございます! 私たち的には一番売れたんですけど、なんせ「恋」が名曲すぎて。でも、本当にありがたい。社会現象を起こしたドラマで、めっちゃブームだったので、そのオープニングを担当できてうれしかったですね。

権八:チャラン・ポ・ランタンはほとんどの曲を姉の小春ちゃんが作詞作曲してると噂ですが、この「進め、たまに逃げても」はももちゃんが作詞したと。

もも:そうなんです。「ちょっとつくってみれば?」という流れになりまして、つくってみたら、『逃げ恥』がドカーンと。後からお姉ちゃんがブツクサ言ってます(笑)。テレビでも愚痴ってました。

中村:小春ちゃんからしたら、ずっと私がつくってるのに、たまにももがつくったら、「何よ、この大ヒットは?」と?

次ページ 「姉・小春とアコーディオンの出会い」へ続く

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