「まかないフェス」をはじめた理由はバイトを増やすため?
中村:デブリシャスいただきました。ありがとうございます。はっしーさんは「お店つくりませんか?」という話も来たりするんですか?
はっしー:ありますね。ありがたいことです。お客さん側、もちろん飲食店の味方でありたいと思うんですけど、バランスというか、第三者の立ち位置はちゃんとキープしたいと思ってます。
中村:わかります。イベント的な展開だったらアリですよね。
はっしー:そうですね。最近、野外グルメイベントをやらせてもらっていて、5月に「anまかないフェス」という、バイト探しのanが主催社になった野外グルメイベントをやらせてもらったんですよ。実は最近、飲食業界ってバイトがなかなか集まらないんですね。
中村:そうなんですか?
はっしー:昔と比べてバイトの数自体が増えて、他のバイトを選んでしまわれがちで。飲食業界としてはバイトきっかけで飲食業に入っていく人が多いので、バイトが集まらない=今後の飲食業界にとって大ダメージだと予測されてるんですね。飲食好きとしては業界を救いたいという思いが沸々とあったなかで、同じ思いを持ってくれていたバイト探しのanさんが「一緒においしいまかないメシをきっかけに飲食業に興味をもってもらうような取り組みをやろう」と。
中村:なるほど。
はっしー:昨年11月に第1回まかないフェスを東京・中野でやったところ大成功したので、今年5月に東京・大阪・名古屋の3地区でまかないフェスをやったところ、3地区合計で約20万人に来場いただいて。
澤本:20万人、すごい!
中村:まかないはどんなラインナップなんですか?
はっしー:中華料理店は「魯肉飯」という台湾の屋台グルメ、讃岐うどん屋は肉うどんを出したり、本当にバラバラでしたね。あと、焼肉屋のカレー。焼肉やステーキはお肉をカットした後に切り落とし肉が出るんですよね。それを全部カレーにぶち込んで、まかないとして提供するというのが定番になっておりまして。
中村:うまいんですよね。
はっしー:うまいんですよ。使ってるお肉が良いお肉ですから、その肉の旨みが染み出たカレーは間違いないですよね。