モバイル効果測定・分析のソリューションを提供するTUNE(チューン)は8月、アドフラウド対策ソリューションの提供を開始した。
TUNEは米国・シアトルに本社を構え、モバイルアプリの新規ユーザー獲得から既存ユーザー活性化までをサポートする、マーケティングプラットフォーム「TUNE Marketing Console」を提供する企業。今回、発表されたアドフラウド対策のソリューションは、「TUNE Marketing Console」の拡充された機能のひとつとして提供される。新ソリューションの名称は「TUNE Fraud Prevention Solution」。
TUNE・日本地区代表の岡田拡才氏は「2016年のグローバルのネット広告市場では、1年間の広告予算、約2000億ドルの3.4%にあたる約74億ドルがアドフラウドなどの無駄な広告に費やされたという調査データも出ている。アプリマーケティングにおいてもアドフラウド対策は重要なテーマ」と話す。
今回、発表されたソリューションは、アドフラウドと疑われるトラフィックを特定し、レポートとして導入企業に提供。企業側は、そのレポートをもとに広告配信のルールを決めておけば、自動的にアドフラウドと疑われる媒体には広告を配信しないよう設定ができるというもの。さらに岡田氏は「広告主がリアルタイムにDSP事業者やアドネットワーク事業者とも、アドフラウド情報を共有できることも特徴」と話す。
TUNEは米国を拠点に、世界9カ所にオフィスを開設。日本では2016年1月に東京にオフィスを開設し、営業活動を開始している。