【前回コラム】「電通から「青年失業家」に転身した理由(ゲスト:田中泰延)【前編】」はこちら
今回の登場人物紹介
※本記事は8月5日放送分の内容をダイジェスト収録したものです。
24年前、電通に入社した新人が思ったこと
権八:泰延さんは「青年失業家」と名乗ってますが、これは一般的に言うと「コラムニスト」みたいなことですかね?
田中:コラムもね、それで食ってるわけではないので。
権八:原稿料ありますよね?
田中:一応あるけど、必要経費ぐらいのものですね。
権八:映画見るときもいつも自腹でね。
田中:映画観て、サントラとパンフレット買って。メモ取るのに2回見ますから、残らないぐらいのお金ですね。だいたい計算できますよね。そんなものですよ。
権八:コラムも映画評もめちゃくちゃ面白いわけですよ。「日本一の映画評」と言われておりますぞ。
澤本:リアルに映画評では一番面白い。
田中:それも西島知宏さんという電通辞めた人がきっかけで。
権八:若くして辞められた方ですよね。
田中:はい、30の誕生日ぐらいに辞めたんじゃないですか。
権八:TCC賞なども獲った奈良新聞のコピーが素晴らしかったですよね。「日本初の女性総理大臣は、きっともう生まれている。」みたいな感じのコピーで、引き画で俯瞰して。
田中:僕はツイッターでたまに映画評を140文字で書いていて、西島さんから「街角のクリエイティブというサイトをはじめるから、映画評書いてくれませんか?」と言われたんです。「いや、僕は140字ぐらいしか書いたことないですよ」と言ったら、「それでいいですから。お小遣いぐらいの原稿料はあげますから」「じゃあ、140文字でもいいの?」「それでいいです」と引き受けて、…翌週書いて送った原稿が7千字です。
一同:(笑)
中村:めちゃくちゃ書いてるじゃないですか。(笑)。
田中:よっぽど言いたいことが自分にあったんだなと思って。
権八:そのへんの秘密というか、そのあたりを今日は探りたいと思うんですけど、泰延さんは