継続して設置したくなる“サロン思い”のサービス設計
「Salon Screen」が広告メディアとしての高い価値を維持、またさらに向上させるためには、設置店舗を増やすことはもちろん、各店に「設置し続けてもらう」ことも重要だ。そこでポイントとなっているのが、「サロン思い」のサービス設計と言える。
「単に『お客さまにとって暇つぶしになる』というだけでは、設置のメリットがあるとは言えません。サロンの売上にもつながる工夫をすることで、常にターゲットの目に触れる場所に設置されている広告メディアとなることができます」と佐野氏。
「Salon Screen」では30分間のロールが繰り返し配信されるが、そのうち広告枠は最大20分間と上限を設けている。残りの10分間は「サロンPR」「店頭販売訴求」の枠として、自店や自店が販売する商品のPR動画を配信する編成となっている。
「サロンの施術メニューや販売商品について詳しく紹介する機会はあまり多くありません。動画をきっかけに、お客さまとスタッフの会話が生まれ、そこから商品販売にもつなげられる可能性があることに、多くのサロンが価値を感じてくださっています」。設置を提案したサロンの端末導入率は9割を超えるという。
ターゲットの興味・関心を引く工夫もある。そのひとつが、外部パートナーメディアから提供を受け、広告枠やサロンPR枠の合間に配信している「コンテンツ」だ。加えて、各店のフォロー担当が毎月ヒアリングを行い、それらを踏まえて番組編成を組んでいる。お客さまの視線が常に画面に向くような環境づくりに気を配る。
今後は、動画の制作段階から支援することも視野に入れている。商品・サービスとフィットする価値観を持つターゲットに対し、ピンポイントでアプローチできる動画広告。その企画制作から配信までをトータルで支援するメディアとして、サービスを磨き上げていく考えだ。
「Salon Screen」の特徴
ターゲットの興味関心を引く「コンテンツ」を配信
「Salon Screen」で、広告動画やサロンPR動画の合間に配信しているコンテンツの一例。上からプロの美容情報ニュースサイト「美的.com」、おでかけ動画マガジン「ルトロン」、レシピ動画メディア「DELISH KITCHEN」、ファッション動画マガジン「MINE BY3M」。
ハイエンドサロン」のカット単価は全国平均の約2倍
「Salon Screen」は、全国平均の約2倍のカット単価を設定しているサロンに限定して設置している。高単価のサロンに通う女性は、美容のみならず、ライフスタイルを豊かにするために積極的に投資する傾向がある。
ネクスウェイ「Salon Screen」広報
佐野有加 氏