事業拡張に合わせ他業界の知見を吸収する
社内に不足している視点は社外から学ぶ
富士通グループで、出版や研修ビジネス、システム導入後の定着化支援を担う富士通エフ・オー・エム。最近はプロモーションツールやWeb、UIの制作も行っている。同社では昨年4月から同グループのさまざまな事業のデザイン分野を担当するデザインビジネス推進部が設立された。同部に所属する岡田良平さんは、「業務システムもスマートデバイスで使われるようになり、業務システム開発の領域でもデザインの視点は欠かせなくなっています」とその背景を明かす。
システムエンジニア中心の同グループでは、システムの機能性を重視する傾向が強かった。「まずはデザインの価値や意味を関係者に理解してもらう必要がありました」と岡田さん。そこで、デザインで解決すべき課題とその価値を関係者間で共有し、プロジェクトの上流からデザインでアプローチできる人材の育成に取り組んできた。
岡田さんは現在、新しい業務として、同グループ内の役員クラスのプレゼンテーションにおけるスライドデザインを制作している。これまで経験したことのないスライドデザインという分野に対して、スキル向上のため、宣伝会議でタイポグラフィおよび図解力養成講座に参加した。「よりわかりやすく、より共感してもらえるプレゼンスライドを作るために、文字と図解の考え方を深く学びたいと思いました」と岡田さんは語った。
同グループの顧客接点において、わかりやすく事業を伝える役割を担う同社。その中でデザインを担当するチームでは、社内にないデザインの知見は外部セミナーや講座を通じて、広告など他分野から学ぶスタイルで表現の幅を広げている。今後はスライドデザインのサービスをグループ外へ展開することも検討している。
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