「ひらパー」をV字回復させた”逆境請負人”が伝授! 追い詰められていても「結果」を出す企画術

遊園地に行く理由を2つつくる

そこで、人々が遊園地に行く理由とは何かを考えて「乗ってみたい新アトラクションができれば、遊園地に行く理由になる」という課題が生まれました。

しかし、ひらパーには通常数億円かかるアトラクションの製作予算がない、という逆境もありました。そこで「お金をかけないアトラクションを考えればいい」と視点を変え、既存のジェットコースターやフリーフォールに目隠しをして乗る『目隠しライド』を発想したのです。

ここに戦略PRや他の来園理由なども加え、ひらかたパークの方々の多大な努力もあって、集客数増とV字回復を実現できました。ここには書ききれないので、詳細が気になる方はぜひ本書を読んでみてください。

なお、このお金をかけない新アトラクションは現在、担当している北九州の「スペースワールド」でも実施しています。

明るすぎる閉園CMで話題化し、集客数を大幅に増やした
北九州の遊園地「スペースワールド」

■ 【スペースワールド】17春CM「ツボ押しコースター篇」

 

次ページ 「売上げから逆算するメリット」へ続く

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