SDGsの達成を「カルネコ・モデル」や「EVI」で 目指す

ビール業界の販促物で 共同配送を開始

今年10月には、物流に関する新たな取り組みも開始します。物流業界では荷物が増え過ぎ、ドライバーが運びきれないという問題が生じています。このため、今年 10 月には宅配便料金が値上げされます。このような中、販促物を全国各地へ配送する私たちは、そのばらつきをうまく調整し、「カルネコ・タリフ」という利用しやすい配送料金を生み出そうとしています。カルネコを利用していただいている企業は現在、約 30 社で、それらの販促物全体の 3 %に当たる約3万件が年間、同じ日に同じ宛先へ運ばれています。

ですから、この約3万件について約 30 社の販促物をまとめ、「共同配送」すれば、件数を何分の1かに減らせる可能性があります。共同配送が増えれば、宅配便の値上げ分を吸収でき、従来と同じ配送料金にできるかもしれません。

これを実現させようと、まずはビール業界の4社にご提案し、同意をいただきました。現在、その骨格を作り上げるプロジェクトを進めており、10月1日から実用に入ります。同じ宛先へ同じ日に届けるなら、 4社分をまとめて届ければ、配送料 も排出するCO2も減らせます。今後はこの共同配送モデルを軌道に乗せ、他の業界にも提案していきたいと思っています。

次ページ 「森林再生に取り組むEVI」へ続く

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