ツールで削減した制作時間を、効果測定や戦略立案に
「HTMLエディター」は、メール配信システム「Cuenote FC」に新たに追加された機能で、主なポイントは3つ。
一つめは、HTMLのコードが書けなくても画像やテキストなどのコンテンツさえあれば、画像をドラッグ&ドロップしたり、指定の場所にテキストを入力したりするだけでHTMLメールを制作でき、レスポンシブデザインにも対応できること。
画像のサイズ変更やメールのレイアウト調整もボタン一つの操作でできるため、制作時間を大幅に短縮できる。
二つめは、「プリヘッダーテキスト」に好きな文章を設定できること。プリヘッダーテキストとは、スマートフォンの受信メール一覧画面でメールタイトルの下に表示される文章のことで、通常はメールの冒頭文が表示される。「タイトル以外にもプリヘッダーテキストでユーザーに興味を持ってもらうことができれば、開封率を高めることができます」(武藤氏)
またHTML メールでは、メーラー側の制限により表示が崩れてしまうことや、設定したタグが反映されないということも多くある。解決するためにはメーラーごとのHTMLの書き方やタグの知識が求められるが、「HTMLエディター」では専門知識が不要のうえ、グーグルの「Gmail」やヤフーの「Yahoo!メール」など、利用者の多いメーラーに関してはタグが正しく表示されることを確認している。そのため、意図したデザインをそのまま届けられるようになっている点もポイントだ。
「当サービスは、リソースがない中でHTMLメール制作の負担が増している企業の担当者や、これからメールを始めたいという方にも使ってほしいと考えています」と武藤氏。「HTML制作にかける時間が抑えられれば、その分効果測定に時間を割ける。効果測定が進めばコンテンツの内容を精査したり、表現面を改善したりすることができ、より本来の目的である売り上げアップにつなげられるようになります」
また、他社ツールとの連携も進め、よりデジタルマーケティングにおける有用性を高める。「自動化できるところはツールに任せ、お客さまには戦略を練ることに集中していただきたいと考えています」
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