初主演映画『あさひなぐ』の撮影秘話を公開(ゲスト:西野七瀬)【前編】

薙刀は自分に向いてない?

西野:面や脛当てをつけるんですけど、打たれたら痛いんですよ。それがビックリしました。いっぱい痣ができて。

澤本:そうか。考えたら自分で打つだけじゃなくて、打たれるのも。

西野:そうなんですよ。しかも私の役の旭ちゃんは基本あまり自分から攻めないので、受けるか、打たれるかのどっちかで。運動が苦手な子がそこからどんどん強くなっていくという感じだったので。

権八:薙刀って僕ら一般の人はそんなに馴染みがないじゃないですか。スポーツとしての魅力という点ではどうだったんですか?

西野:私は袴が好きなんです。袴姿がかっこいいし、自分よりも大きな棒を扱って、ちゃんと打った後の「残心」がちゃんとしてないと一本にならないというところがかっこいいと思って。

権八:「残心」とは何でしょうか?

西野:残るに心と書いて「残心」です。打った後もちゃんと乱れがないようにという。

中村:ピシッとした格好を。

澤本:そう、ただぶっ叩いて「エイ」というのだとダメなんですよね?

西野:ダメです。そういうところも実際に自分が教わってみて、かっこいいなと。あと、礼儀作法的なところもしっかりしているので、日本らしくて。

中村:終わったら薙刀をやってみようかなと?

西野:でも私は打てないんですよ。打ちにいけないというか。稽古中も基本、型を練習するので、素振りをやってるんですけど、1回試合形式でやってみようと言われたときに全く打てなくて。打ちたいとも思えなくて。

澤本:打ちたいと思えない(笑)。

中村:人に手を上げられないんだね。

西野:打たれても悔しいと思えないというか、負けていいよと思っちゃうんですよ。だから全く向いてないと思いました。

権八:闘争心がないんですね。

西野:ないです。皆無。

権八:優しいんだね。優しすぎて向いてないんだ。

中村:人を殴るぐらいだったら私を殴れと。

澤本:ガンジーみたいな人だね(笑)。役柄的には東島旭というのは本人のままみたいな人ですね。美術部で。

西野:そうですね。あまり自分と遠くなかったです。見た目的にも原作の中で旭ちゃんはヒロインなのにそんなに美少女扱いはされてないんですよ。そこが私的に「実写化します」と言われたときに救いでした。美少女ヒロインの役だったら「できないです」となっちゃうけど、旭ちゃんはちょっと鈍くさい感じだったり、みんなにいじられてる感じがあったりするから、そこは本当によかったなと思って。

澤本:絵に描いたような鈍くさい役柄だもんね。メガネをして。初期設定が低いんだよ。ドジっこだし、運動もダメという子が薙刀に出会って、自分を発見していくみたいな。

権八:感動しそうですね。

澤本:しそうじゃなくて、するって言わなきゃダメだよ(笑)。

権八:まだ見てないんで(笑)。予告編を見た限り感動しそうだなと。他にも乃木坂からは白石麻衣さん、伊藤万理華ちゃんが出てますよね?

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