データを取得・保有・活用する企業間の戦略的な連携がカギ
位置情報は、実店舗を持つ企業にのみ有用なデータではない。学校の入学募集や、企業の採用活動、恋愛のマッチングにも応用できるとKonstant氏は話す。また、データの取得方法も、モバイルのみならず、コネクティッドカーやウェアラブルデバイスなど、急速に広がりを見せている。
人間には、自分の率直な欲望を抑えて、本当は望んでいない行動をとってしまうことがある。「こう見せたい」「こうありたい」という意識・願望によって、その人の振る舞いはいとも簡単に左右されてしまうのだ。そんな生活者の真の価値観やニーズを知る上で、位置情報はこれまでにないヒントを与えてくれる。Konstant氏は「マーケターのアイデアや、データを取得・保有・活用する企業同士の戦略的な連携によって、今後もさらに活用可能性が広がっていくはず」と期待をのぞかせた。