京都市は11月8日から、パナソニック、京都産業大学などと連携し、市内のアパートや大学内に宅配ボックスを設置する実証実験「京(みやこ)の再配達を減らそうプロジェクト」を開始した。佐川急便、日本郵便、ヤマト運輸の3社も参画している。
京都市内5カ所のアパートにパナソニックの集合住宅用宅配ボックス「COMBO-Maison(コンボーメゾン)」を、また京都産業大学キャンパス内にも公共用宅配ボックスを設置。約3カ月にわたって再配達の削減率を数値化し、その利用状況を調査する。
京都市には39の大学・短期大学があり、人口に対する学生数の比率が政令指定都市の中で最も高い。インターネット通販の増加によって問題になっている宅急便の再配達削減に「産学公」連携で取り組むことで、街の景観・環境を守るまちづくりを推進する。