100円から出稿できる、Amazon内の検索広告
日本でもあらゆる生活シーンで利用されているAmazonは、今や、企業にとっては欠かすことのできない販売チャネルになっている。一方で利用者の拡大に伴い、Amazonの取扱商品点数が年々増加を続けている中で出てくるのが、自社の商品が埋もれてしまうという課題だ。
こうした課題を解決し、Amazon内での売上拡大の支援をしようと、日本でも2016年3月からAmazon内に広告を出稿できるサービス「AMS (Amazon マーケティングサービス)」の提供が開始された。
Amazonが提供する「AMS」とは、自身で運用が可能なセルフサービスのインターネット広告だ。Amazonにベンダー登録をしている企業であれば、検索結果ページや商品詳細ページに広告を掲出することができるというもの。広告をクリックした消費者を自社商品の詳細ページなどにも誘導できる、販売促進のための“営業ツール”とも言える。
以前から本サービスを提供している本国アメリカでは、すでに浸透をしているというが、それに続き国内でも、消費財やPC、家電、食品、アパレルなどを扱う大手企業を中心に幅広い業種においてAMSの利用が増加しているという。
「例えば、『オーガニック化粧品』と検索をしただけでも5,000 もの商品がでてきます。競合商品が多ければ当然、検索の上位に出てくる可能性は低くなる。調査をしてみると多くの消費者が、商品の検索結果の2ページ目まで見ていないという結果も出ています。AMSは、もっとAmazonを活用したいと考える企業の方々に、自社商品の存在価値を高める上で活用いただける商品です」とアマゾンジャパン AMS (Amazon マーケティングサービス) 事業部長の古屋 輝周氏は話す。
AMSでは、あるカテゴリの商品を探している消費者にターゲットを絞り、広告を出稿できるので、売上も高まり、結果的に検索順位も上がっていく。「広告の出稿時に販促効果が見込めるだけでなく、その後も継続して効果が得られる点も強みだと思います」(古屋氏)。
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