道後温泉本館 総額約5億円のクラウドファンディング実施

愛媛県松山市は2017年12月から2024年3月までの約7年間、道後温泉本館の保存修理費のための寄付を総額約5億円募集する。寄付の募集はふるさと納税の一種として実施するが、クラウドファンディングの仕組みも取り入れている。年3回、合計19回に分けて募集する。第一弾は12月1日から2018年3月31日まで。トラストバンクが運営する「ふるさとチョイス」上で募集する。

改修工事が行われる道後温泉本館。

寄付者は税額控除を受けられるほか、「~小説「坊っちゃん」の舞台 道後温泉本館を未来に遺したい!~プロジェクト」メンバーに認定され、オリジナルの名刺が進呈される。市外からの寄付者には最大10年間の入浴優待券や市内の宿泊施設で使える割引券などが返礼品として贈られる。

道後温泉本館は公衆浴場としては初めて重要文化財に指定され、浴場営業をしながらの保存修理工事は全国初。改修工事が始まるのは2018年秋以降で工期は約7年間、総事業費は約26億円。

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