PRアワード最高賞はヤフー「ちょうどこの高さ。」

企業や団体の優れたPR活動を顕彰する2017年度「PRアワードグランプリ」(日本パブリックリレーションズ協会主催)の審査会が6日、都内で開かれ、ヤフーによる屋外広告を活用した防災啓蒙のプロジェクト「ちょうどこの高さ。」がグランプリに選ばれた。

エントリー内容は、防災啓発活動の一環として2017年3月6日~12日に銀座ソニービルに掲出した屋外広告。東日本大震災で発生時の津波の高さをビルの壁面を使って表現したもの。「体感させることで、記憶に変える。」をテーマに、ヤフーの想いをストレートに伝え話題を呼んだ。クリエイティブアイデアで社会課題を解決した活動が評価された。

このほか、日本マクドナルド(電通)や一般社団法人フィッシャーマン・ジャパン(電通)、ヤフー(電通)の3点が、次点となるゴールドに選出された。

今回の応募総数は75点。審査委員長は嶋浩一郎氏(博報堂ケトル)が務め、そのほか審査委員8人、特別審査員2人が審査した。嶋氏は「働き方改革や防災の啓蒙、選挙のキャンペーンなど難しい社会課題に立ち向かった事例が目立った。PRパーソンの仕事は課題を発見し自分たちの考えたストーリーで社会を動かし、合意形成をしていくのが醍醐味であると感じさせてくれた」と総評を述べた。

各賞は以下の通り。

【グランプリ】

・ヤフー
「ちょうどこの高さ。」

(ソーシャル・コミュニケーション部門)
エントリー会社・事業主体:ヤフー

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【ゴールド】

・日本マクドナルド
この国に眠る 女性300万人の[潜在労働力]に活躍の場を。 主婦を活かす、新・マクドナルド人事戦略PR

(コーポレート・コミュニケーション部門)
エントリー会社:電通
事業主体:日本マクドナルド

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・ヤフー
聞こえる選挙 | 東京都議選,衆議院選特設サイト

(コーポレート・コミュニケーション部門)
エントリー会社:電通
事業主体:ヤフー

・一般社団法人フィッシャーマン・ジャパン
FISHERMAN CALL

(ソーシャル・コミュニケーション部門)
エントリー会社:電通
事業主体:一般社団法人フィッシャーマン・ジャパン

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【シルバー】

・WWFジャパン
WITH STAMP(=Your name with REDLIST Animals)

(マーケティング・コミュニケーション部門)
エントリー会社:アサツー ディ・ケイ/PARTY
事業主体:WWFジャパン

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・一般社団法人日本アンガーマネジメント協会
一般社団法人日本アンガーマネジメント協会PR・プロモーションプロジェクト

(ソーシャル・コミュニケーション部門)
エントリー会社:サニーサイドアップ
事業主体:一般社団法人日本アンガーマネジメント協会

・ロコモ
チャレンジ!推進協議会 7年間のロコモティブシンドローム啓発運動 ~課題先進国だからこそできたCSVプラットフォーム~

(ソーシャル・コミュニケーション部門)
エントリー会社:ロコモ チャレンジ!推進協議会
(公益社団法人日本整形外科学会と株式会社博報堂のJV)
事業主体:ロコモ チャレンジ!推進協議会

一般財団法人日本気象協会
「業界の壁」を取り除く日本気象協会の共創型BtoBコミュニケーション 「気象」×「ビジネス」でサプライチェーン全体の位置づけを変える!

(コーポレート・コミュニケーション部門)
エントリー会社:一般財団法人日本気象協会/オズマピーアール
事業主体:一般財団法人日本気象協会

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