D&AD賞が2部門新設、日本からの審査員決まる

ロンドンに拠点を置く非営利団体D&ADは、第56回目となるD&AD賞の概要と部門の新設、審査員について発表。作品の募集を開始した。

本年度は、全28部門。新規部門としてコラボレーティブ部門、エクスペリエンシャル部門が設けられた。

コラボレーティブ部門は、エージェンシーとクライアント間の長年の関係から達成されたクリエイティブなエクセキューションを対象とする。

エクスペリエンシャル部門は、ブランドが提供する体験と活動の重要性を問い、ブランド体験を通じて消費者とブランドの相互作用を実証することに成功した作品が認められる。

従来の部門にこれらを加え、2018年度は全部で28部門での審査となる。

またD&ADでは、最高のクリエイティブを選出するためにも、また審査会場でも真の多様性を達成することが重要と考えており、すべての部門と審査委員会で真のジェンダー・バランスの実現を目指している。2017年度は審査部門長の男女比が50/50で、ジェンダー・スプリットすることに成功したという。2018年度は前年度を超えて、審査員部門長の50%以上を女性が務める。

2018年度、日本から参加する審査員は以下の通り。

ブランデッドコンテンツ&エンターテイメント部門

エイジャ・ウェスト(ワイデン+ケネディ トウキョウ クリエイティブ・ディレクター)

 

パッケージデザイン部門

工藤青石(コミュニケーションデザイン研究所 クリエイティブ・ディレクター)

 

ブランディング部門

倉田潤一(博報堂 アートディレクター)

 

クラフト/デザイン部門

古平正義(FLAME グラフィックデザイナー)

 

クラフト/広告部門

筒井晴子(電通 コピーライター)

 

グラフィックデザイン部門

中村至男(中村至男制作室 アートディレクター、グラフィックデザイナー)

 

デジタル・デザイン部門

堀宏行(クリエイティブ・ディレクター/テクニカル・ディレクター)

 

デジタル・マーケティング部門

保持壮太郎(電通 クリエイティブ・ディレクター)

 

2018年度D&AD賞授賞式は、2018年4月26日にロンドン・TheOldTrumanBreweryを会場とするD&ADフェスティバルにて開催される。

受賞作品は、審査会直後に開催されるフェスティバルにて一般公開され、来年後半にリリースされるD&AD年鑑に掲載される。3日間にわたり開催されるフェスティバルでは、講演会、パネル討論会、ワークショップ、パーティなどが予定されている。


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