東京五輪組織委員会は2020年東京五輪・パラリンピックの開閉会式について、「東京2020 開会式・閉会式 4式典総合プランニングチーム」を設置すると発表した。
メンバーは、映像とストーリーを統合できる⼈材、⽇本・東京の伝統を演出できる⼈材、共⽣・パラリンピックを表現できる⼈材という観点から、映画監督 山崎貴氏、映画プロデューサー 川村元気氏、狂言師 野村萬斎氏、そしてリオ・パラリンピックでフラッグハンドオーバーセレモニーのステージアドバイザーを務めた栗栖良依氏を選出。
また「内外の評判を得たリオ⼤会のハンドオーバーのチームの知⾒も活⽤すべき」という観点から、リオ大会にクリエイティブチームとして参加したクリエーティブディレクター 佐々木宏氏、演出家・音楽家 椎名林檎氏、クリエーティブディレクター 菅野薫氏、演出振付家 MIKIKO氏が選ばれている。
チームメンバーは以下の通り
・川村元気 映画プロデューサー・小説家
・栗栖良依 クリエーティブプロデューサー・クリエーティブディレクター
・佐々木宏 クリエーティブディレクター
・椎名林檎 演出家・音楽家
・菅野薫 クリエーティブディレクター・クリエーティブテクノロジスト
・野村萬斎 狂言師
・MIKIKO 演出振付家
・山崎貴 映画監督
東京五輪組織委員会は、「一個人に頼るのではなく、チームでの⼒を活かすとともに東京大会以降も活躍する世代を選んだ」としている。
東京2020大会開会式・閉会式に関する基本コンセプトでは、オリンピック開会式・閉会式、パラリンピック開会式・閉会式の4つの式典を一連の四部作と捉え、起承転結となるよう、メリハリを付けて構成することを方針としている。プランニングチームは今後、4式典を一体ととらえた基本プランを作成していく。
来夏に基本プランを策定後、4式典の監督を選任する。監督は、有識者懇談会および理事会での審議を経て決定する予定。