動画配信アプリ 収益国内No.1、仮想ライブ空間「SHOWROOM」の成長戦略

成長を支える2つのエンジニア組織とは?

—技術面では、この大規模なライブ配信をどのように実現しているのでしょうか。

現在、エンジニアは15人しかいません。本当はもっと必要なため、今まさに採用活動を進めています。また、親会社を含めた外部に一部、業務委託する体制をとっています。これだけ人数が少ない中で、きちんと配信できていることは、一人ひとりの能力が高い証拠ですね。

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あとは、機動力を活かして、なるべくムダな時間を省くことを意識しています。当社に現在、在籍しているのは、エンジニア職と営業職の者だけです。あえて企画職の人間をおかないことで、意思決定のスピードを早めています。そこでサービスマインドが高く、お客さまに価値を提供したいというエンジニアが多いのも特徴だと思います。

—エンジニアがSHOWROOMで働くことで、ビジネススキルが伸びそうですね。

それは、間違いないですね。自ずと企画力やユーザー目線、ビジネス感覚が伸びると思います。今後、自分で事業やサービスをつくりたい人にとって、経験値が高まる場でしょう。

また、SHOWROOMのビジネスをより発展させるためには、サービスと技術をはっきりと分けた形で進化させる必要があると考えています。そこで11月から組織を「テックスタジオ」と「テックラボ」の2つに分けました。サービスをつくる既存の組織をアート工房のようなテックスタジオとし、技術研究に特化したテックラボの成果をそこに加えていきます。

さらに新たにスタートしたのが「イノベーションブーストプログラム」。これは週1回、丸1日時間を使って仕事とは関係のない開発に取り組めるプログラムです。それぞれが企画を練り、プロトタイプをつくって月一回、社内で発表会を行います。その中で、前田と僕で事業性があると判断したものは、予算を割いて事業化に向けて本格的に開発を行う予定です。

—Googleの20%ルールに似ていますね。それだけの工数を割くことに、新規プロジェクトへの意気込みを感じます。SHOWROOMという会社のカルチャーですね。

はい、すごく働きがいのある会社だと思います。外部の方からは、当社がエンターテインメント系のビジネスをしているため“キラキラしたイメージ”があるようですが、どちらかというとみんな黙々と仕事をするプロフェッショナル集団です。これは親会社であるDeNAのカルチャーが残っているのかもしれませんね。

あとは親会社の勤務制度に基づいているため、スタートアップ特有の「エンドレスで働き続けなければいけない」といった不安もありません。安心して仕事に取り組める環境が、整っています。

—最後に、今後の展望について聞かせてください。

柱である「SHOWROOM」をさらに拡大していきたいと考えています。アイドル以外にも声優や男性タレントなど、開拓する余地は広がっています。

さらに、もうひとつ取り組みたいのが、海外進出。このビジネスモデルは海外でも通用する自信があるため、積極的にチャレンジしていきたいですね。



お問い合わせ
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SHOWROOM株式会社
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6-19-20 第15荒井ビル2F
URL:http://showroom.co.jp/

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