人材、アイデアなど包括的にMV制作をサポート
—MVレーベルとは、どのような企画なのでしょうか?
中村:サントリーがこれからの時代を牽引する若きアーティストに対して、MV制作を全面サポートする企画です。必要な人材、アイデアなどさまざまな部分でアーティストを後押ししていきます。10 月には2 本のMVを公開しました。ヨーグリーナ& サントリー天然水(以下 ヨーグリーナ)がロックバンド「ポルカドットスティングレイ(以下 ポルカ)」の新曲「レム」を、クラフトボスがバンド「sumika」の「Answer」をそれぞれサポートしたMVです。
—企画の狙いや背景を教えてください。
中村:いま、テレビCM だけではブランドメッセージが若者に届きにくいと感じています。一方、デジタルメディアで広告をリーチしても、無視されてしまうこともあります。こうした若者に対し、質の高いエンゲージメントをどう確立するかが、我々の課題でした。前のめりに興味を持ってもらえる方法を模索する中で、可能性を感じたのが「MV」だったんです。CMは15秒でも最後まで見られないケースがありますが、MVは時間をかけてじっくり視聴される特長があります。エンゲージメントの高さが魅力でした。
— サポートするアーティストは、どのように決められているのですか。
中村:強い熱量を持つファンのいる若手アーティストで、まさにこれから人気が盛り上がってくるであろうネクストブレイクアーティストにお声がけしています。そのような方々と組ませていただくことで、テレビや広告だけでは十分アプローチができない若い方々に振り向いていただくことが狙いです。そして、サポートの条件としては、サントリー商品のブランドメッセージと、アーティストが作る楽曲にシンクロする部分があることです。
例えば、クラフトボスなら、「新しいワークスタイルやライフスタイル」に共鳴する部分がある、ヨーグリーナならばブランドが持つ「朝を気持ちよくスタートさせる」というイメージにマッチするなどです。
栗林:制作の立場からもう1 つ加えるなら、アーティスト自身が前のめりで、新しいチャレンジに乗っかってくれることが、この企画では大事でした。今回の2 組も、前向きに楽しみながら参加してくれました。
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サントリー
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