広告主の視点で見るCESレポート② テクノロジーが実現するパーソナライゼーション

【前回】「広告主の視点で見るCESレポート①「テクノロジーがストーリーテリングを変える!?」」はこちら

米国・ラスベガスで1月9日から開催される「CES(コンシューマー・エレクトロニクスショー)2018」。江崎グリコの玉井博久氏が広告主の視点から、現地よりレポートします。

200以上の企業が出展する、「CES Unveiled Las Vegas」

前回のレポートで「CES2018」の見どころは、「ingredient technologies」「In The Market」「Emerging Tech」の3つと紹介しました。「CES Unveiled Las Vegas」というスタートアップや大手企業が開発したプロダクトの展示会に参加をしましたが、200以上の企業の出展ブースが並ぶ会場には、これら3つのテーマに関連するプロダクトが多数展示されていました。

毎年注目の「CES Unveiled Las Vegas」の会場。

会場でいくつか目に付いたものを紹介すると、まず「インソール」があります。靴の中に入れておくと活動量や取得したデータから生体力学的な分析をしてくれるというプロダクトです。

次に目についたのが「鏡」。鏡が顔や肌を認識してユーザーごとに適したその日のメイクや過ごし方をアドバイスするというプロダクトで、こうした鏡関連のプロダクトの出展は多い印象を受けました。

会場内でも鏡関連のプロダクトの展示は多かった。

3つ目に目についたのが「ドリンク」です。ユーザーの情報を踏まえ、その人に最適なドリンクを提供するというもの。15ある味をいくつか組み合わせて栄養や味を調整するようです。他にも「五感で感じるテレビ」というものもありました。匂いの出るテレビといった方がいいかもしれません。

匂いの出るテレビ。

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