SAMSUNGはIntelligent of Thingsへ。
筆者が注目したカンファレンスの一つが、1月8日に行われたSAMSUNGのプレスカンファレンスだ。特に驚いたのが、IoT化の進捗の速さだ。SAMSUNGは数年前のCESでの基調講演で、2020年までに全製品をIoT化する、と宣言した。今年のプレスカンファレンスによると、既に製品の9割がIoT化しているとのこと。
さらに、新しいビジョン「2020 Intelligence of Things」を掲げて、2020年までにSamsung独自のAI機能「Bixby」によってインテリジェント化させると宣言した(「Bixby」は、Samsung独自のAIプラットフォームで、音声対話・アシスト機能や「Voice ID」による個人認証機能を持ち、テレビやFamily Hub機能のある冷蔵庫に搭載される予定)。
Samsungは、IoT化への推進を前倒するだけでなく、製品をAIプラットフォームに乗せていくことで、新たな価値提供とエコシステムの構築へと向かっている。筆者は、同社製品の競争優位がますます高くなると予想する。