スマホアプリの枠を超えて、モンストが成長し続ける理由とは
—立ち上げから4年経過した今でも成長を続けているモンストですが、運営する組織に変化はあったのでしょうか
はい。4年の間にマーケティングに携わる人数もずいぶん増えましたし、仕事の仕方も変わってきています。例えば、今80人でやっていることを、当時は規模が違うとはいえ、数名で回していました。TVCMから、Web出稿もしてリアルイベントもやって、コラボやキャンペーンも実施して…と。当時は組織としてまだ手探りで、判断に迷うときもありましたが、それが年月の積み重ねによって型のようなものが出来て、今はそこをあえて破ろうという試みをしています。XFLAG スタジオはそういったフェーズにきています。
—それだけ人数が増えているのは驚きました。中途採用の方が多いのでしょうか。
人材の流動性はかなり高いですね。特にマーケティング部に関しては中途入社のメンバーが活躍しています。異業種から入ってきた人も、働いていく中でリーダシップを発揮し、周囲から頼りにされていくといった流れで、自然とマネジメントポジションにつくことが多いです。
-中途入社であってもマーケターとして成長できる環境なのですね。
実は「マーケターとして」という言葉は、あまり好きじゃないんです(笑)。営業だって商品開発だって、マーケティング領域なので職種として定義するには広義すぎるかなと思っていまして。なので、メンバーには「プランナーたれ」を意識するように伝えています。
モンスト事業本部では、隣にゲームの企画もいればデザイナー、開発もいます。それぞれのチームが縦割りではなく、皆でプロダクトに寄り添っているのが特長だと思っています。
—他企業と違うポイントはなんだと思いますか?
よく、広報宣伝部とプロダクトが完全にセパレートしている組織だと、「モノができました、こういう人に売ってください、宣伝してください。」というオーダーがあると思うのですが、モンスト事業本部の場合は結構違います。
たとえば「この季節にこういった属性の人たちが減りやすい」という課題があり、それを解決するにはどうしていこう?という視点でゲーム企画と一緒にゴールイメージを持ってストーリーを変えていくこともあります。コミュニケーションメッセージがゲームときちんと連動していれば、それを体現できますし、ファンから長く愛されるにはマーケティングの力が必要だと、本部長はじめ事業部メンバー全体が理解、体感をしているので、一体となって動けているんだと思います。
そういう意味ではマーケティング部は、広報宣伝部の機能を持ちつつも、ベンチャーのようなプロダクトに寄り添いクイックに推進させていく姿勢やマインドを大切にしていると言えますね。
XFLAG スタジオで活躍できるマーケターの人物像
—XFLAG スタジオで働くうえで求められるスキルはありますか
自分の頭で考えて仮説を立て、周囲を巻き込み、実際に勝てる方法を確立すること、でしょうか。日々膨大な量のデータを扱っていますが、数字は数字でしかないので、そこにイマジネーションを働かせ、仮説を立て、課題解決につながる企画に落とし込むことが求められます。
プランナー、デザイナー、エンジニアも含めて、言われたことを作業のように漫然とこなすのではなく、自分の頭で考えたことを伝えるようにしています。メンバーから信頼を受けている人は、そのようにして周りを巻き込んでいけるタイプが多い気がします。
—仮説を組み立てたり、導く力を重視されているのですね
そこは凄く大事にしていますね。でも、その逆もあっていいと思います。思い付きで浮かんだ面白いアイデアは、本人も意識していないだけで頭の中ではロジカルに組み立てられているはず。だからどちらも大事にしています。
個人的には後者の方が面白いことも多いと思うんです(笑)。課題を解決しようとすると、発想にキャップがかぶさってしまって、思考が狭くなる事もあるかなと。
思考の広げ方は筋肉の使い方と似ていると思っていて、瞬発的にアイデアがひらめくような短距離走が得意なタイプと、じっくり考えに考えてアイデアを詰めるような長距離走が得意なタイプがいるように、それぞれの長所を上手く伸ばしていければと思っています。
—XFLAG スタジオでは、現在キャリア採用も積極的におこなっていると伺いました。中途採用において、活躍できる人物像などあれば、教えてください。
いま採用に重点を置いているのは、リーダーシップをとっていけるような人材層です。入社初日からすぐに動ける即戦力と、そこにリーダーシップマインドがあると頼もしいと思います。加えて、今後、新規事業やモンスト以外のゲームに携わる人材も増えていく中で、ゼロスタートの場面では、過去の仕事のやり方に固執しない柔軟な姿勢も必要になってくる要素ではないでしょうか。
—新規事業の話が出ました。今後の展望があれば聞かせてください。
4年間モンストを成長させてきた中で、今後はアニメや、グッズから興味を持って頂いてXFLAG スタジオに入社する人も増えてくると思います。だからこそ、XFLAG スタジオが持ついろんな顔をどうマーケティングの力で拡大していくかがますます重要になります。
決して容易にクリアできることではないですが、常にユーザーサプライズを体現し続けることを邁進して行きたいと思っています。
興味のある方はこちらをご覧ください。
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