フロムスクラッチは2月5日、同社が開発・提供するマーケティングプラットフォーム「b→dash」の大規模アップデータを発表。同日、都内にて同社・代表取締役の安部泰洋氏が登壇して事業戦略発表会を開催した。
事業戦略発表会では大規模アップデート(「b→dash Prime Update」)、このアップデートに伴い、新たにリリースされた中小企業向けの新プロダクト「b→dash Lite」、さらにアクセンチュアなど12社と連携した「Smart Data Partnership Program」の3つの発表があった。また同社では2月5日より、お笑いコンビのおぎやはぎを起用したCMの放映を開始しており、発表会にはおぎやはぎの2名も参加した。
本日の発表の主軸となる今回の「b→dash」のメジャーアップデートについては、代表取締役の安部泰洋氏が登壇して説明した。
今回の「b→dash」アップデートでは、4つのコアテクノロジーを実装している。そのテクノロジーとはデータクレンジングやデータモデリングなどのデータ設計を自動最適化する、データ予測成形エンジンの「Data Preparation Engine」、データ活用時に必要な「データ統合」を自動最適化する「Data Reactor」、これまでデータ変換時に必要だったSQL業務を不要にする高速クエリ生成技術の「Data Pallet」、プロモーションの自動最適化を実現する「Data Learning Drive」の4つ。
同社ではこれら技術の実装により、データの取得、設計、統合、変換、活用のフェーズにおいて、作業工数の大幅削減を実現することが可能になったとしている。
同社の安部泰洋氏は「いつでも、ひとつで、誰でもデータが使える環境をつくることが、当社が目指してきたこと。これからも日本におけるスマートデータ経営を推進していきたい」と説明。
さらに今回のアップデートにより「これまで当社のお客さまは大手企業が中心だったが予算がない、工数をかけられない、データ活用の知識を持った人材がいない中小規模の企業にも活用できる体制を整えることができた」と話し、中小企業・ベンチャー向けの新プロダクト「b→dash Lite」のリリースも発表した。
「b→dash Lite」は月額の利用コストが5万円~と低価格の設定になっており、同社では活用企業の裾野を広げていきたい考えだ。またアクセンチュアなど12社と連携したエコシステム「Smart Data Partnership Program」の構築は新しく中小規模の企業に対してプロダクトを提供していく上で、必要と考えての連携だとしている。
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