キャンペーンでプリペイドカードを活用 企業と顧客双方にもたらされたメリット

購入履歴のデータの取得は今後のマーケティングの布石に

VAIO設立3周年を記念して実施した「10000円キャッシュバックキャンペーン」。

昨年までは、顧客が提示した口座へ現金を振り込む形だったが、プリペイドカードの場合は住所さえ教えてもらえればキャッシュバックができるようになるため、「キャンペーンに応募するお客さまの心理的ハードルも少し下がるのでは」と椎木氏は話す。

学生の新規顧客の獲得を目的の一つとして行った「新生活応援キャッシュバックキャンペーン」では、通常1万円のところ、学生には1万2000円をキャッシュバックするとし、それぞれの金額のプリペイドカードを用意した。ねらいどおり学生の応募者は増加し、なかには購入者の半分が学生という機種もあった。

しかし学生の応募が増えた理由はキャッシュバック額だけではない。「多くの学生にとっては、今回のプリペイドカードが初めて持つ自分のカード。そういった背景とキャンペーン内容との親和性が高かったことも、成果につながったのではないかと思います」(椎木氏)

キャンペーンに応募してプリペイドカードを手にした顧客からは、良好な反応が得られたという。「もともとVAIOのファンだった方々にとっては、世の中に出回っていないカードという特別さもあり、喜んでいただけているのではないでしょうか。

現金でのキャッシュバックは振り込めばそれで終わりですが、プリペイドカードは手元に残る。我々企業側にとっても、お客さまの反応を知ることで、今後のマーケティングにつなげられます。双方にとって付加価値があるということがプリペイドカードの大きなメリットですね」(花里氏)

三井住友カード、活用のポイント

三井住友カードの発行する「三井住友VISAプリペイド」、「Visaギフトカード」は、お店でもインターネットショッピングでも、国内・海外約4000万店のVisa加盟店で利用できるプリペイドカード。どこでも利用できるため、受け取る方の趣味趣向を問わず、喜んでもらえることも魅力だ。

カードデザインは、同社の標準的なデザインだけでなく企業ごとのオリジナルデザインカードも作成可能。印象に残る特別な販促ツールとして利用できる。販売開始以降、キャンペーン景品をはじめ、株主優待や周年記念品、各種報奨など、さまざまな用途で利用されているという。

カードの種類としては、チャージして繰り返し利用できる「三井住友VISAプリペイド」と、贈答用に特化した使い切りタイプの「Visaギフトカード」がある。キャッシュバックや商品券に代わる新たな販促ツールとして注目されるカードだ。

三井住友VISAプリペイド

VISAギフトカード


お問い合わせ
三井住友カード株式会社 商品企画開発部 プリペイド担当
TEL:03-5470-7225(9:00〜17:30)
URL:https://www.smbc-card.com/camp/visagift/hojin.jsp

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