宣伝会議では、新刊書籍『ブランドのコラボは何をもたらすか ─午後の紅茶×ポッキー が4年続く理由─』(午後の紅茶×ポッキー プロジェクト・編著)を2018年2月20日より全国書店、インターネットにて順次発売いたしました。
本書は、2015年からはじまり、今年で4年目を迎える、「午後の紅茶」と「ポッキー」の共同商品開発プロジェクトについて解説したものです。一般的にはどちらかのブランドやキャラクターなどの傘を借りてコラボすることが多い中、本プロジェクトでは、各ブランドの世界観を尊重しつつもゼロから新しい商品を作るという形でコラボを実現しています。
単発の販促企画としてではなく、ブランド価値を高める施策として「続く」「待ち望まれる」コラボは、どのようにして生まれるのか。本書では、これまでの軌跡をたどりながら、成功の秘密を解き明かします。
また、今回のコラボプロジェクトには、メンバーが全員20~30代の女性社員という特徴があります。本コラボ商品は「女性のための幸せ」をテーマにしており、ターゲット世代のメンバーが商品開発を行いました。本書には、メンバーが追究した「女性の幸せ」についてもマーケティングの観点からまとめています。
【目次】
第1章 コラボのはじまり
コラボプロジェクト、始動
・2ブランドに共通する課題
・コラボの3つの型
・プロジェクトメンバーの編成
・プロジェクト進行の大きなルール
・一斉プレゼン制度
・ゼロからの共同商品開発に向けて
第2章 第1弾「手を繋ぐコラボ」
商品コンセプト企画 編
・ブランドを交換して考える
・出口からの逆算
・世にはびこる「ザ・女子向け商品」を反面教師に
・左脳だけでマーケティングしない
・女子の「幸せ」って何なのか、考えてみた
・あえて手間をかける、という贅沢
・見つけた!これこそリアルインサイト
・ゼロからの味覚開発
売り方の企画 編 第1弾
・売り方からの逆算
・デザイン大解剖
・棚取り合戦
・広告費がない!
・SNSで自走するデザイン
第1弾の結果 編
・ザワザワをつくる
第3章 第2弾「キスするコラボ」
第1弾からの学び 編
・「2年目」の意味するところ
・DNAの分析
「進化」の施策 編
・食べ合わせの再考
・ペアリングパッケージの進化
売り方の企画 編 第2弾
・コミュニケーションターゲットの設定
・セット買いを加速させる仕掛け
・街じゅうでキスする2週間
第2弾の結果 編
・フォトジェニック市場での情報流通
・販売結果
第4章 第3弾「おとぼけコラボ」
3年目のジレンマ 編
・過去を超えたいという思い
・いまの女子って何者? …立ち止まる勇気が発見したリアル
・「おっさん女子」の顔
・禁断のジャンキー(ボツ案)
・いまこそ力を抜いて 右脳と左脳の使い方
・「マーケター」から「ターゲット」へ
コンセプト再出発 編
・キーワードは「ヌケ感」
・商品名でコンセプトを表現
売り方の企画 編 第3弾
・おとぼけの唄 楽曲開発
・タレントを起用したおとぼけレポートムービー
・新しいニュースリリースの形
・固まる観光客
第3弾の結果 編
・コンセプトとプロモーションの成果
チョコ部長×紅茶部長 スペシャル対談
第5章 コラボレーション・マーケティング論
・目的の設定
・コラボのバリュー
・コラボ相手の選定
・コラボレーション・プランニング
・スケジュールの描き方
・打ち上げ花火からの脱却
『ブランドのコラボは何をもたらすか ─午後の紅茶×ポッキー が4年続く理由─』
午後の紅茶×ポッキー プロジェクト・編著
四六版、264ページ ISBN: 978-4-88335-427-6
定価:本体1,800円+税
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