佐野市が「クリケットタウン」として始動 元西武・木村昇吾選手も応援

栃木県佐野市は2月19日、都内で記者会見を開き、「クリケットタウン佐野創造プロジェクト」の始動を発表した。

(左から)佐野市長の岡部正英氏、木村昇吾選手、佐野ブランドキャラクター「さのまる」

クリケットは英国、オーストラリア、南アジアなどの英連邦諸国を中心に親しまれているスポーツ。佐野市では2010年に日本クリケット協会本部の事務局機能が移転されたことを機に「クリケットのまち佐野」としてPRを強化。市民によるサポータークラブも設立し、協会と連携して町づくりを進めてきた。2018年夏ごろには、廃校になった栃木県立高校の跡地に建設している国際クリケット場が本格稼動する見込み。

佐野市長の岡部正英氏によると、本プロジェクトは「クリケット」を活用したスポーツによる地方創生を目的とした取り組みとして、2017年度の地方創生推進交付金事業に採択された。インバウンド誘客を図るとともに地域経済の活性化も目指している。同市はこれらの実現に向けて具体的にチームの組成や運営などを担う「地域価値創造マネージャー」として、民間人材も登用する。

会見にはスペシャルゲストとしてプロ野球選手からクリケット選手に転身した元西武の木村昇吾選手が登壇。「まだまだアスリートとして活躍したい」という思いで、国内初となるクリケットのプロ選手を目指し佐野市で練習に励んでいることを明かした。また、プロジェクトの始動については「選手としても『これから頑張っていこう』という気持ちが高ぶります」と話した。

フェスティバルでは、佐野市内のラーメン店「麺屋らっかせい」がイベントのために考案した「佐野らーめん・カレー版」も楽しめる。

佐野市は、プロジェクトの第一弾として3月17日~18日に同市運動公園陸上競技場で「華麗(カレー)なる佐野クリケットフェスティバル」を開催。クリケットエキシビジョンマッチを観戦できるほか、カレーフェスティバルやハーフタイムショーでクリケットが盛んに行われている南アジア地域の文化も体感できる。

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