専門性のぶつかり合いが新しい事業を生む
立ち上げから2年、BCG とつながりのある大手クライアントを中心に新規事業が形になり出している。例えば、ベビー用品などを幅広く展開するユニ・チャームの案件では、中国の子育て世代をターゲットに市場をリサーチ、育児方法とメディア消費の両方に大きな変化が訪れていることに着目。
ママ向けの動画メディアを生み出し、最終的には両社の出資によるベンチャー企業を立ち上げるに至った。この企業には、BCGDVのメンバーがCEO とCCO(チーフ・クリエイティブ・オフィサー)に就任した。デザイナーも自らビジネスを興し、キャリアを作っていくことができる。こうしたキャリアアップモデルも同社ならではのものだ。
一方で、今後の市場やテクノロジーの動きを予測して、ニーズのあるサービスやテクノロジーを先に開発し企業に提案する(フューチャービジョニング)こともあるという。「色々なビジネスモデルがありますが、共通して重視しているのは正しく『問い』の設定をすることです」と石川さんは言う。
「例えば新規事業を考える時に、『未来のモビリティがどうなるのか?』と漠然と考えるよりも、『未来のモビリティの中で人は何をするのか?』と考えた方が具体的なアイデアにつながります。何が世の中で必要になっていて、クライアントの主軸とする事業がどう関わっていくかを考え、新規事業を検討しています。それを早い段階からクライアントの経営に近い方と話し合いながら形にしていけることが強みです」。
BCGDVでの仕事は「毎日がハッカソンのような感じです」と花城さんは言う。多彩な専門性を持ったメンバーが、意見をぶつけ合いながら1つの事業やサービスを形にしていく。自ら仕掛けていくマインドを持つ人には、成長のチャンスと活躍の場が広がっている。
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