人体認識技術を用いて、テレビ視聴者の視聴態勢から「視聴質」データを取得・提供するTVISION INSIGHTSは、2017年に取得した視聴質データを基に、視聴者がどのCMに注視していたかを集計した「2017年 年間テレビCM注視度ランキング」を3月7日に発表した。
まず、個人全体ランキングでは、CMは20本中19本が30秒CM、業界別では携帯電話キャリアが6本と最多の結果に。次いで生活雑貨、金融が各3本となった。CMのクリエイティブに関しては、歌やダンスが際立つCM、ドラマ性が高いシリーズ化CMが注目を集めた。
ランキングの1、2位はともにNTTドコモがランクイン。1位は女優の高畑充希さん出演の「みつきのほんき」篇(30秒)、2位はブルゾンちえみさんとファッションデザイナー コシノジュンコが共演した「母、ジュンコ」篇(30秒)。続く3位はソフトバンク SUPER SHOPPING「ボウリング」篇(30秒)となった。
今回ランクインしたCMを確認すると、全体的に歌・ダンス系やドラマ仕立てのシリーズ化CMに注目が集まる傾向にあり、属性別では、M1層は15秒CM、F1層は女性タレント起用、M3は懐古的なストーリー、F3は若手男性俳優起用のCMが注視される。中でもすべての属性(個人全体、M1、F1、M3、F3)で唯一ランクインしたのは、俳優の山﨑賢人さんが出演するサムスン GALAXYのCMだった。
ほかにも同ランキングでは、M1、F1、M3、F3の結果を属性別に発表している。