#SXSW2018 今年の見どころは?熱気あふれる会場から、現地レポート②

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テキサス州の州都オースティンで、3月9日に開幕したSXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)。Twitterが世界的にブレイクしたきっかけとしても知られ、インタラクティブ・映画・音楽などのテーマで、街のいたるところにおいて最先端のテクノロジーや企業の展示などに触れることができます。世界中からイノベーターや投資家、企業が集まる世界が注目するイベントのひとつです。宣伝会議では、 SXSWへの参加をはじめとする「Innovation Boot Camp in Texas」と題する視察ツアーを企画。会期中、帯同する編集部やコーディネーター、ツアー参加者からの現地レポートをお届けします。

今回はトレードショーでの注目の展示を、写真を中心に紹介していきます。

【MTG】SXSWに初出展をしたMTG(名古屋市)。今回は、同社が2015年から発売しているトレーニング・ギア「SIXPAD」から展開するトレーニング・ジムのデモを日本公開に先駆け展示している。今回発表したのが、ボディースーツとトレーニングミラーなどを活用した「近未来型EMSトレーニング・ジム」。IOTを活用した全身のトレーニングが15分でできるトレーニング・ジムのプログラムを3分で体験できる。その先進性と機能を訴求したワールドプレミアとなっている。

MTGブース。

【パルコ】 2020 Shopping Experience produced by PARCO
昨年に引き続いての出展となるパルコは、2017年展示で行ったVR・ MRでの近未来のショッピング体験をブラッシュアップして展示。VRゴーグルをつけて、複数名で同時にブランド体験ができる。前回は2037年を想定したが、今回は2020年に向けたより具体的な取り組みを行っている。

パルコブース。

【三菱電機】 CoCo Cooking Collanoratovely
三菱電機 未来イノベーションセンターの展示は、高齢社会と食がテーマ。共同研究を進める技術をテスト展示し、フィードバックを狙う。スクリーンを組み合わせたシステムで、離れた家族や知人と料理の時間を共有できるしくみづくりを目指す。今回は、妻を亡くした単身高齢者を想定したチュートリアルを展示体験できる。ここで得た感触をフィードバックして今後の研究に生かす予定。

【Wonder LAB Osaka】

Wonder LAB Osakaブース。

パナソニックが運営する「Wonder LAB Osaka」は、参加者が作ったプロトタイプやクラウドファウンディング目前の試作品などを出品している。子どもたちが簡単にプログラミングを学べるアプリや波動で操作できる台車など、、打楽器 カホンを自動演奏するロボット「Cabot(カボット)」など独創性に富んだ、アイデアを展示している。企業や組織規模にとらわれない多くの試作品に触れて体験することができる。

【東京大学】 Todai To Texas
東京大学関連のスタートアップが世界デビューすることを目的に、SXSWのTrade Showに展示出品するプロジェクト「Todai to Texas」。在学生に限らず、卒業生のスタートアップなど7社が出展している。

Todai To Texasブース。

【NTT】

NTTブース。

NTTの研究機関である、デバイスイノベーションセンタが開発した、触覚を利用した「ぶるなび」を展示している。SXSWのコンセプトに則り、まだ利用用途が固まっていない技術として世界中に公開し、フィードバックを今後の活用に生かすことを目的としている。技術理解のために、動画とリンクさせ方向案内を触覚刺激で行う試技を体験することができる。

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