【前回】「#SXSW2018 今年の見どころは?熱気あふれる会場から、現地レポート」はこちら
今回は、日本の広告会社の出展ブースをレポートします。
【電通】
電通は、「XD –MULTIPLY YOU-」をテーマに、4つの展示を行っている。東京大学などと共同開発のパワードスーツ「Lunavity」、DENTSU CREATIVE XのARと位置情報を活用したアプリ「LINGERING VOICES」、DENTSU TOPPA!の人には聞こえない制御信号を活用したテレビの拡張可能性を探った「tvx」、食をデータ化する技術のプロトタイプ「SUSHI TELEPOTATION」。テクノロジーとアイデアやクリエイティビティを掛け合わせた、ソリューションの展示で可能性を提案する。同社のSXSWでのブース出展は2年ぶり。
【博報堂】
博報堂は、「CARESS YOUR BRAIN」(脳をかわいがる。)をテーマに、しっぽのついたクッション型セラピーロボット「Qoobo」やAIを搭載したCG女子高生 「Saya Virtual Human Projects」、光のドミノ「SHAKE SYNC™」など自社、共同開発のプロダクトの展示、体験を行っている。ブースでは、CG女子高生の さやが、向き合った人の表情をもとに笑顔や照れ顔などを返す様子を実際に体験することができる。
【太陽企画】
昨年11月に立ち上げたR&Dの部門からの出品。MRやVR、立体音響を活用したコンテンツを発表した。テレビCMの制作などを手掛ける映像プロダクションである同社のコンテンツ制作力を生かした、新事業開発の一環。コンテンツ制作に取り組むと同時に、部署を立ち上げわずか半年で発表できるプロトタイプに仕上げている。VRコンテンツの「さわれる音」は、立体音響を組み合わせ、センサーで認識した手の動きをもとにオブジェクトに触ることで音が鳴る仕組み。