放送批評懇談会が日本の放送文化の質的な向上を願い、優秀番組・個人・団体を顕彰するために、1963年に創設されたギャラクシー賞。賞の決定を第三者に委託する顕彰制度が多い中、ギャラクシー賞は、放送批評懇談会会員から選ばれた選奨事業委員会の会員が一貫して審査にあたっている。
ギャラクシー賞CM部門では今年度(第55回)より、テレビCMだけでなくラジオCMも審査対象に加え、審査を行なうこととなり、4月2日までCM部門での応募を受付中だ。
今回、審査の対象となるのは、
- ①2017年10月から2018年3月までの間に国内で放送されたテレビCM(映像を主体としたコマーシャル)とラジオCM。
- ②地上波(全国ネット、ブロックネット、ローカル)、BS、CS、ケーブルテレビ、AM、FM、コミュニティFMのいずれかのメディアで放送されたもの。
- ③上記①②ともに該当する作品
としている。
応募はテレビCM、ラジオCMの制作に関与したすべての人が可能であり、広告主、広告会社、制作会社、テレビ局、ラジオ局等の団体もしくは個人とする。
応募方法の詳細は、放送批評懇談会ホームページの「ギャラクシー賞応募要項」で確認のこと。応募締切は、4月2日(月)必着。
2018年4月下旬に下期入賞候補作品(13作品)の選考を行い、上期入賞候補作品(13作品、下記参照)を加えた26作品の中から入賞作品を選考し、2018年5月31日の贈賞式にて発表する予定だ。
第55回ギャラクシー賞CM部門 <上期入賞候補13作品>
<テレビCM>
・岩手日報社/岩手日報「最後だとわかっていたなら篇」(岩手日報社+博報堂+博
報堂プロダクツ)
・ ACジャパン/ACジャパン九州キャンペーン「デジタルTATTOO」(ACジャパン
+BBDO J WEST+ビデオ・ステーション・キュー)
・ NTTドコモ/企業/docomo 25周年ムービー「25年後の夏篇」(NTTドコモ+NTT
アド+博報堂+catch+ENOAD+AOI Pro.)
・ GINZA SIXリテールマネジメント/GINZA SIX/「メインストリート篇」(GINZA
SIX リテールマネジメント+電通+電通クリエーティブX)
・資生堂ジャパン 表情プロジェクト シリーズ「表情プロジェクト」(資生堂ジャパン+電通+電通クリエーティブX)
・東海テレビ放送 公共キャンペーン・スポット「この性を生きる。」(東海テレビ放送+電通 中部支社+ソーダコミュニケーションズ+Zaxx)
・日清食品ホールディングス カップヌードル シリーズ HUNGRY DAYS「予告篇」「魔女の宅急便篇」(日清食品ホールディングス+電通+ギークピクチュアズ)
・日本中央競馬会 GⅠ告知CM シリーズ「次から次へと」「おまつり」「てっきり」「十場十色(夏競馬)」「自分ならどうする?」(日本中央競馬会+TUGBOAT+博報堂+スプーン)
・ユーキャン 企業「One Month パパと息子の1ヶ月のふたり暮らし」(ユーキャン+博報堂+博報堂プロダクツ)
<ラジオCM>
・味の素 企業「あたしん家のお母さん(母の日限定CM)」(味の素+電通+大日)
・キリンビール 一番搾り 大阪に乾杯「なにわ篇」(キリンビール+朝日放送+ビッグフェイス+BGMサービス)
・淀川製鋼所 ヨド物置 シリーズ「置きにいったCM篇 ①②③」(淀川製鋼所+朝日放送+ビッグフェイス+BGMサービス)
・ライオン キレイキレイ「触ったところ」(ライオン+電通+文化放送)