「リベンジ成人式」は善意ではなく、新サービスの広告だった!?(ゲスト:キングコング西野亮廣)【前編】

西野さんの新サービス「レターポット」とは?

西野:文字だけでセフレになりたいと言ってくる方がいらっしゃるんですけど、失礼だと。文字だけではわからないから。

中村:インスタがいいんですね?

西野:ツイッターだったら相互フォローじゃないとDM送れないんですけど、インスタはDMをいきなり送れるので。こっちも見に行って、その方がどういう写真をあげてるか、場合によっては動画をあげてくれた場合はごまかしがきかないじゃないですか。盛ることができないので、セフレを募集するのであればインスタが一番いいですね。

権八:もう無敵ですよ。こんな話をしても痛まないんだから。いくらしたって全然怖くない。同じマンションの中にセフレもいてね。

西野:違う違う、それ今じゃない(笑)。そんな情報をどこから仕入れたんですか。

権八:ネットでちょっと(笑)。もっといい話をしましょう。レターポットね。

西野:そう、レターポットをつくったんです。

中村:話題のサービス、レターポットを中心に1つ聞きたいと思うのですが、まずはどんなものかざっくり紹介してもらいましょうか。

西野:年明け1カ月ぐらいずっとこれやってたんですけど、そのぐらい面白いテーマだと思うんです。開発から言ったら4カ月ぐらいやっていて、ずっと向き合ってます。サービスをつくる以前に、まず解決しなければいけない問題がありました。それは何かというと、いらないものをいらないと言える世界をつくりたいね、という話だったんです。

たとえば、僕はこんな仕事をしているので差し入れをいただくんです。生ものの差し入れをいただいた場合、食べきれないことがあって、スタッフにお裾分けするんですけど、スタッフも食べきれない場合、この食べ物は捨てられてしまうんですよ。これ結構辛いんですけど、劇場のゴミ箱に食べ物って結構捨てられてるんですね。それ嫌じゃないですか。でも一般の方からの差し入れを受け入れた以上、そういう未来が来る可能性があるわけです。

だから僕はデビュー1年目のときから徹底して、「差し入れいりません」と言ってたんです。でも、差し入れは気持ちなんだから受け入れろと、差し入れた側の正義によって、断った人が叩かれてしまう問題があって。これって結構いろいろなところで起こっているんですね。

次ページ 「きっかけは震災で体験した「千羽鶴問題」」へ続く

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