後藤洋平
前回のコラム「プロジェクトはそもそも計画通りにいかないようにできている!?」では、ルーティンではない仕事はすべてプロジェクトである、と定義して、その進め方を考察しました。しかし、ルーティンで進まないのは、何もビジネス上のプロジェクトだけではありません。本コラムで取り上げる「子育て」こそは、世の中で最も思い通り進まない活動の一つでしょう。絶賛子育て中の著者が、「子育て」と「プロジェクト」で共通して持っておくべき心構えを教えます。
プロジェクト、それは絶えざるヒヤリ・ハットの嵐
はじめまして。この度発刊となりました書籍『予定通り進まないプロジェクトの進め方』の共著をさせていただきました、後藤と申します。クラウドサービスの提供会社でPMを主な仕事としつつ、ビジネスメディアでのコラム発表や、本作りに取り組んでいます。アドタイ初登場となります。
想定外のトラブルや予定変更がついて回るプロジェクトをいかにして進めたらよいか。それを「工学」と「編集」の考え方を通して解き明かす、というのが本書のコンセプトです。今回は、例として「子育て」をプロジェクトに見立てて、そこから得られる気づきを皆様とシェアしたいと思います。