自信を持ったスピーカーになろう
私は、英語において我々日本人が登るべき山は、ネイティブスピーカー(Native Speaker)ではなくて、自信を持ったスピーカー(Confident Speaker)という山だと思っています。
自信のあるスピーカーになろう!
Be a Confident English Speaker!
前述のように、我々はネイティブスピーカーにはなれませんし、なる必要もない。そして、世界中で共通語として話されているのは、ネイティブではない外国人の英語であるとするならば、必要最低限の英語を身につけておけば、あとは堂々としていたら良いのです。
最近では、東南アジアに出張で行かれる方も多いと思います。そこで会う現地のビジネスパーソンは、英語で話す時も、みんな堂々としていますよね。英語の実力自体はそれほど高くはないこともありますが、そんなことはお構いなしに自分たちが主張したいことを話してきます。ましてや発音などは二の次で、自分の国の言語と同じようなイントネーションで話してくるので、初めて接するときには聞き取りにくいものです。場合によっては、最初は英語かどうかさえもわからないことがあったりもします。それでも、どんな英語であっても、自分たちの言うべきことを伝えようとしているその自信ある姿勢は参考になると思います。実際に私は、ビジネスの現場で英語が使えるかどうかを分ける要因の8割は、自信の差にあると感じています。
よく言われることですが、日本人は、間違えてはいけないという思いが強すぎます。それはもしかすると、歴史的な要因なのかもしれないですし、教育的な要因なのかもしれませんが、いずれにしても、語学の上達は間違えたら嫌だという気持ちが一番の障害になります。このことは、他の英語関係の書籍にもよく書いてあるので、あえて詳述はしませんが、間違えたくないから、完璧にするまでは話さないという気持ちでいると、いつまでたってもその時は来ないものです。6割できるのであればどんどん前に進んでいく、というのが僕自身のおすすめの語学の勉強方法です。