“何でも屋”にならないために、デジタルマーケティングのSOWを決めよう

デジタルマーケティング部門は「エイリアン」!?

SOWの策定とは、具体的にはマーケティング部門内のほかのチーム・機能との間で、以下のような業務の整理していくことを意味します。

• デジタルマーケティングチームが主幹・相手部署には共有
• デジタルマーケティングチームがリード・相手部署はインプット
• 相手部署がリード・デジタルマーケティングチームはインプット
• 相手部署が主幹・デジタルマーケティングチームは共有を受ける

このような作業には時間を要しますが、業務範囲の重複を放っておくと不要な揉め事が頻発し、余計なエネルギーを使いますし、何よりSOWの整理に時間を割く以上に非効率です。関連部署とのコミュニケーションを深め、とかく「エイリアン」と誤解されがちなデジタルマーケティング部門を身近に感じてもらえるようになる、という副次効果もあります。業務範囲の記述が明確であって悪いことは何もないので、ぜひ皆さんの組織でも試してみて下さい。

4月22日発売の拙著「デジタルマーケティングの実務ガイド」では、このSOW策定のプロセスをより細かく解説しているので、興味を持たれた方は参照してみてください。

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井上 大輔(OFFICE pianonoki マーケター)
井上 大輔(OFFICE pianonoki マーケター)

OFFICE pianonoki マーケター。
ヤフー 、ニュージーランド航空、ユニリーバでデジタルマーケティングの責任者を歴任し現職。advertimesコラムニスト。
ツイッター:@pianonoki
著書に「デジタルマーケティングの実務ガイド」

井上 大輔(OFFICE pianonoki マーケター)

OFFICE pianonoki マーケター。
ヤフー 、ニュージーランド航空、ユニリーバでデジタルマーケティングの責任者を歴任し現職。advertimesコラムニスト。
ツイッター:@pianonoki
著書に「デジタルマーケティングの実務ガイド」

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