日本マーケティング協会は、2017年度の優れたマーケティング活動を表彰する「日本マーケティング大賞」の選考委員会を開き、自薦・他薦で集まった161件のプロジェクトの中から、受賞9件を選出した。
第10回となる本年度の日本マーケティング大賞に選ばれたのは、「クラフトボス」~新しい働き方ニーズを捉えた市場開拓~(サントリー食品インターナショナル)。
クラフトボスは、2017年に発売25周年を迎えたサントリーの缶コーヒー「BOSS」ブランドから発売された。ブランドコンセプトである「働く人の相棒」を踏襲しながらIT系オフィスワーカーをターゲットにした商品として、少しずつ飲みやすい容器デザイン、本格コーヒーであることを伝える「クラフト」のネーミングになっている。コミュニケーションもドラマ仕立てのムービーをテレビCM放映、ネット上で配信するなど、ブランドイメージを拡張しながら、既存・新規顧客双方にアプローチするマーケティング戦略が評価された。
その他の受賞は次の通り。
日本マーケティング大賞 奨励賞
・「注文をまちがえる料理店」の運営(注文をまちがえる料理店実行委員会)
・日本一楽しい漢字ドリル「うんこ漢字ドリル」(文響社)
・カプセル玩具の市場創造(タカラトミーアーツ / TEAM JCTG®)
・高齢ドライバーの運転見守りサービス「Ever Drive」(オリックス自動車)
・万年筆インクによる市場創造(ナガサワ文具センター)
日本マーケティング大賞 地域賞
北海道地区/北海道上川郡東川町
・企画・実行するマチ「東川町」。写真の町としてのブランディングとその成功
関西地区/大阪府大阪市
・「民間の力で大阪城を 一層世界的観光地に」(大阪城パークマネジメント共同事業体)
九州地区/大分県別府市
・「湯~園地」計画