五島列島の珊瑚の端材を使ったジュエリー展開催、地域支援の一環に

長崎県の五島列島で活動する私設図書館「さんごさん」と、東京を中心に活動するジュエリーデザイナー「MMAA」が、珊瑚を加工する際に生まれる端材をアップサイクルしたジュエリー「1/35」の新作を発表し、大阪で初の展示を行う。

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展示は4月28日から5月22日まで、大阪市中央区北浜にある「トモダチノ家」にて開催。珊瑚のかけらとシルバーやゴールドを組み合わせた35個限定の新作に加えて、珊瑚のかけらから型をとり、シルバーやゴールドで成形した一点物の新シリーズ「1/35 Permanent」も発表する。

「さんごさん」がある富江町はかつて珊瑚漁で栄え、全国から漁師たちが集まり活気のあった地域だが、現在は数件の販売店が残るのみとなっている。乱獲や気候変動などによって減少していると言われる珊瑚の端材を用いることで、今までにない珊瑚の魅力を作り、またデザイン面でも価格でも、若い世代に手に取りやすいジュエリーをつくるべく、MMAAと共同のプロジェクトをスタートさせたという。

会場にはジュエリーに加えて、MMAAのこれまでの作品や、さんごさんに併設されたCORAL COFFEEのコーヒー豆なども展示。また、28日にはさんごさんを設計した建築家の能作淳平氏を迎えてのオープニングイベントも開催し、MMAAのものづくりのプロセスに迫る。

「1/35 exhibition」

会場:トモダチノ家
〒541-0041大阪府大阪市中央区北浜1丁目1-23-2F
会期:4/28(土)~5/22(火)
営業時間:(平日)11:00-19:00(土日祝)11:00-18:00水曜定休
入場料:無料

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