最近、さらに姉妹の仲良し度が増している
小春:それが、とてつもなく長い治療だったんですよ。痛みを耐えるために曲をつくろうと、ずっと頭の中で曲を考えてたんです。でも、なかなか治療が終わらなくて、そのときに初めて歌詞つきの曲をつくりました。
澤本:じゃあ、親知らずを抜いたからつくったんだ。
もも:歌ってみます?
小春:それがももさんの1曲目の曲です。親知らずの気持ちになって歌ってる、『親知らずのタンゴ』。
♪~(演奏)
澤本:リアルに親知らずの歌なのね(笑)。
小春:『親知らずのタンゴ』でNHK「みんなのうた」を狙ってたんですけどね。狙えなかった。でも、何年後かに別の曲でみんなのうた、やりました。それはそれで夢が叶って。だから、ももさんの1曲目は親知らずの歌で、私が親知らずを抜かなかったら、ももさんとは組まなかった。本気で組まなかったと思います。
権八:1曲目の経緯を聞いたところで、番組恒例の「20秒自己紹介」をしてもらっていいですか?この番組は一応広告関連の番組ということで、ラジオCMは20秒なので、20秒以内できっちり自己紹介をしてもらうというコーナーがあるんです。
小春:やばいわ~、オーバーするわ、絶対。
澤本:まず経験者として、ももさんから手本を。
もも:はい、じゃあ何言おうかな。やります。
権八:よろしいでしょうか、よーい、スタート!
もも:2回目の出演になります。歌とアコーディオンの姉妹ユニット、チャラン・ポ・ランタンボーカル、妹のももです。本当の姉妹で活動しております。去年の11月に新しいアルバム『ミラージュ・コラージュ』も発売して、去年よりも今年のほうがずっと仲良しの姉妹ユニットです、よろしくお願いしまーす!
小春:すげー、駆け込み乗車(笑)!
権八:最後のほう何言ってるか全然わからなかった。早口でいけるね、ずいぶん。ミラージュ・コラージュの話をしましたね。
もも:その後に去年よりも今年のほうが仲良しだ、みたいなことを言いました。
権八:今年のほうが仲良しなの!? なんで?
もも:日々いろいろなことありますし、2人で活動していることで団結力が増した気がしてます。家も近いんですけど、仕事がないときも行きあったりして。
権八:前出たときは小春ちゃんの悪口ばかり言ってたよね(笑)。
もも:ちょっと何でそういうこと言うんですか! 嘘言うのやめてもらってもいいですか!
小春:あぁ!?
もも:ほら、拗ねちゃうから。
小春:もう20秒やらない。
一同:(笑)
権八:拗ね方がかわいい。というところで、お姉ちゃんの小春ちゃんにも。よろしいですか、いきましょう。よーい、スタート!
小春:みなさんがよく知っているアコーディオンは、右手が鍵盤のやつだと思いますけど、私はボタンのよくわからない囲碁みたいのがくっついてるやつをいつの間にか22年やらせてもらってます。哀愁の塊を伸び縮み、そんなのやってたらね、不幸な曲ばかりできてしまいます。よろしくどうぞー。
一同:(笑)
もも:最後だけ明るくすれば明るくなるとでも思ってる? 内容的にはものすごく暗かったけどね。小春ちゃんはあまり自己紹介しないですからね。自己紹介担当は私なので。
小春:私はずっと横で見てるだけ。
もも:「はーい」って言うよね(笑)。
権八:そのアコーディオンは特殊なんですか?
小春:いえ、世界規模で見るとこれが8割ぐらいなんです。ピアノ式のアコーディオンが盛んなのは、日本、アメリカ、中国で、フランスではみんなこのクロマティックアコーディオンというボタンですよ。みんなに珍しいと言われるんだけど、海を渡ったら鍵盤のほうが少ないですね。
澤本:あの、ダメ元で、20秒自己紹介を2人でお願いできますか?