まずは種まきから 近年始めたプロモーション
まだ数は少ないですが、美容室の価値を伝えることや、商品の認知、ファンづくりを狙っていくつかの施策を行っています。
前提として、美容室は個々のサロンが顧客の来店を促す施策はできても、大々的にプロモーションに取り組むのはむずかしい。当社では一昨年から、東京・丸の内や銀座、大阪の梅田エリアで、ミルボンの商品に「美容室はあなたを変える場所」といったメッセージを添えた広告を出しました。
また昨年から、交通広告や「Find Your Beauty MAGAZINE」という自社運営のWebサイトを立ち上げました。「美容室の価値」や「女性が髪に手をかけるようになると、こんなふうに人生が変わります」といった主張を、継続的に発信しています。
また、「Find Your Beauty MAGAZINE」の立ち上げに伴い、オンラインで需要喚起を始めました。たとえば昨年は動画を製作し、「Twitter(ツイッター)」や「YouTube(ユーチューブ)」を中心に配信しました。さらに数百人にオンラインアンケートを取るなど、ここ2、3年は種まき、土壌を作る段階だととらえ、さまざまな施策を試しています。
企画作りの注意点
企画にあたって、いくつか注意点があります。まず、美容師は大変忙しいということです。多くの美容師さんはデスクワークをする時間がなく、休日もトレーニングしていることが多いです。サンプルなどの配布も厳しいと思います。
次に、今回はマス広告をする予定はございません。オンライン、オフライン、またはサロン内の展開によって認知を獲得できるようなPR方法をご提案いただけると、大変ありがたいです。
最後に、今回の施策はターゲットを20歳代にしぼっています。ミルボンの顧客は全世代の女性ですが、顧客が最も流動的であり、人生で美容に投資するか否かの分岐点は20代に多いと考えております。
ぜひとも皆さんの知恵やアイデア、切り口の面で、我々と美容室に新たなきっかけづくりをしていただけたらと思います。よろしくお願いします。