日比谷野音「ブタ音楽祭」のネーミングの理由は?(ゲスト:チャラン・ポ・ランタン)【後編】

『いっくよー!』は自分で自分に励まされる曲

もも:『潮時』って曲なんですけどね。

小春:そう、最初は『手切れ金』という曲だったんですけど、お母さんにそれは露骨すぎるからやめたほうがいいと言われて、『潮時』にしたという曲があるんです。

もも:小春ちゃんは怒りもパワーやエネルギーにして曲にする人なので。

小春:そうですね。ももさんは本当に違う人だから、私の手切れ金うんぬんは全く理解できないタイプだよね。

もも:理解できないですね~。

小春:ももちゃんは先週から聞いてらっしゃった方は、何となく予想つくと思いますけど、ハッピーな奴なんで、「友達に戻った~」みたいな感じなんですよ。

もも:別れようとしてもね。

小春:そう、私は友達に戻るという概念がないから。戻る道に友達という選択肢はないからね。ももさんはベストフレンドみたいな感じじゃん。

権八:なんで微妙に白目向くの(笑)? ちなみに、4曲目の『いっくよー!』という曲があるじゃないですか。これはポジティブだけど、小春ちゃんが書いてるの?

小春:これは作詞がチャラン・ポ・ランタンなので、ももさんも少し一緒にやりながらという感じで。こういうトータルに見てポジティブな曲は、自分で歌ってると泣けてくるんですよ。

もも:自分の曲に励まされてね。目指してるわけじゃないんですけど。

小春:このアルバムの中で『いっくよー!』が一番泣けるもん。自分で聞いてても泣けてくる。切ないという曲じゃもう泣けないんですよ。北風と太陽だから、マジで。

もも:本当に泣いてるよね。

澤本:歌ってる途中に泣いちゃうんだ。『いっくよー!』聞きましょうか、曲紹介をお願いします。

もも:ぜひ歌詞をかみしめていただいて。聞いてください、チャラン・ポ・ランタンで『いっくよー!』。

 

権八:どこが一番泣いちゃうんですか?

小春:「愛してるの」「あなたの人生を愛してよ」って。私は愛せてるかなーと思うと、めっちゃ泣けてくるの。

もも:最後のサビでは、「自分の人生を愛してるの」って言ってるじゃん。それで「ハイ」って。

小春:「ハイ」という掛け声をライブでは私が言ってるんですよ。それで、愛してるの、ハイって、めっちゃ泣ける。

権八:でも総じて愛せてるんじゃないですか? いろいろなことがあったかもしれないけど。

小春:いろいろ経てね。

もも:私は本当に生まれてきてよかったーって毎日思うんですよ。

権八:織田裕二みたいに、地球に生まれてよかったーって(笑)。

小春:妹、めっちゃ楽しそうだねって思って。

次ページ 「「ブタ音楽祭」ネーミングの理由」へ続く

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