演じる役の人物の「年表」を必ず作っている(ゲスト:松岡茉優)【前編】

演じる役の年表を必ず作るようにしている

松岡:勝海舟の江戸無血開城を巡った作品なので、設定と所は江戸です。

権八:勝海舟役ですか?

松岡:まさか(笑)。勝海舟は中村獅童さんで、私はその娘の「ゆめ」を演じております。本当にゆめさんという方がいらしたんですけど。この舞台は笑えると思います。

中村:3月3日から26日までですね。

松岡:これは本当に笑いに来ていただきたいと思いますし、何より私事を申し上げると、ずっと憧れていた三谷さんの舞台に出られるというのは、真田丸、4月に流れるフジテレビのドラマ『黒井戸殺し』、3本目になるんですけど、やっぱり舞台で呼んでいただけるのが感動もひとしおで。

澤本:『黒井戸殺し』も三谷さんなんだね。

松岡:そうです。アガサ・クリスティさんと三谷さんのオリエント急行殺人事件の第2弾になります。『アクロイド殺し』のダジャレです。ダジャレと言ったら怒られるけど(笑)。

澤本:あー、やりそう(笑)。

松岡:これは単発ドラマなので、特番ドラマになります。これも本当にそうそうたるメンバーが揃ってますので。

澤本:三谷さんの作品はやっぱり面白いもんね。東京サンシャインボーイズの頃からすごい好きで、時代劇ものってあるじゃないですか。面白いよね。でも、松岡さんがそこにキャスティングされている感じが、真田丸から続いてる感じがあっていいですよね。

松岡:ありがたいです。真田丸の頃は、三谷さんは私のことを知らなくて、プロデューサーさんが半ば強引に「この子がいい」と言ってくださって出していただいたので、ご本人がこの前、「あのときは知らなかったから、松岡さんに決まりましたと言われても、へーぐらいに思ってたんですけど、そこから・・・」と。自分で言うのもアレだからやめますけど。

澤本:大丈夫ですよ(笑)。

権八:気に入っていただいてね。かわいい(笑)。

中村:さらに、3月17日公開の『ちはやふる-結び-』にも。シリーズ3作目の完結編ですね。若宮詩暢ちゃん役でございます。

松岡:かるたクイーンの役をやらせていただきました。

中村:これはまた全然違ったんじゃないですか? 難しいというか、記者会見で「自分から離れている役だった」とおっしゃってましたけど。

松岡:そうですね。この作品に関しては原作が20巻を超えてあるのと、中学生のときのお話が小説として別の作家さんが書かれて、原作者の方が確認しているものが出ているので・・・。私、年表を書くんですよ。その人が生きてきた年表を。

中村:それ特殊じゃないですか?

松岡:結構いると思います。

澤本:何年何月に何したって。

松岡:そうです。お父さんとお母さんの出会いから書くんですけど。

澤本:そこでストーリーを確認していくということですか?

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