来場者の7割強が女性
直営館の来場者は7割強が女性で、多くは20歳代です。また家族連れは全体の10%ほどで、ほかには女性の友人同士で来場する方もいらっしゃいます。プラネタリウム“天空”はスカイツリータウンという立地上、観光客も多く、“満天”に比べ若干年齢層が高いかもしれません。
来場者数ですが、“満天”は2015年12月に設備をフルリニューアルし、サカナクションとのコラボレーションなどが実現した関係でメディア露出が増え、来場者数が伸びました。“天空”はスカイツリーオープン時に合わせてオープンしたため、当時が来場者数のピークで、その後は落ち着いています。
また直営館では常時3~4のプログラムを用意しており、毎日昼11時から夜21時まで上映しています。上映時間は40分ほど。プログラムは、半年〜9カ月のサイクルで入れ替えており、3カ月に1回はいずれかが変わるように設定しています。
これまでの施策と課題の注意点
・SNS/デジタルを活用したPR施策
ソーシャルメディアやデジタルを活用したPR施策は、2年前より本格的に導入しました。各直営店の「Twitter(ツイッター)」「Instagram(インスタグラム)」のほか、リスティング広告を継続中です。バナー広告はCV数(コンバージョン数、目標達成率)が悪かったため、現在は行っていません。
・プレゼント施策
アーティストのサインや写真を活用したクリアファイルを配布したり、声優によるナレーションの一部をダウンロードできる、ボイスカード(「M∞CARD(エムカード)」)の無料プレゼントキャンペーン、女性向けブランド「SABON」とのコラボによる特別グッズ付きチケット販売など、さまざまなプレゼント施策を実施しています。
・リアルイベント
リアルイベントでは、“満天”“天空”の両館で実施した、アニメ「進撃の巨人」のリアル謎解きゲーム、フォトスポットでの写真撮影企画などがあります。
課題の注意点ですが、通常上映での集客を企画できるアイデアをお願いいたします。そのほか、ロビーを除いたドーム内での飲食は禁止、意図のないチケットなどの割引はNG、学習施策ではなく、あくまでエンターテインメントに焦点を置いた施策であること、などがあります。ターゲットを絞るのもいいですが、 3つの直営店舗で同時に実施できる企画が好ましいです。
皆さまに「そうだ、プラネタリウム行こう!」と思ってもらえるアイデアを、お待ちしております。