今回のポイント
・今までにないものには、評判さえ存在しない
・今回のマーケティングの芽は、10年前にあった
・製品ではなく、特定ジャンルのファンから参加者を募るという方法論
・すべては広告を超える、リアリティを伝えるために
今回のまとめ
2008年といえば、ツイッター日本語版が公開された年です。当時から新しいマーケティングに挑戦してきた堀さんは、この分野の先駆者と感じるお話ばかりでした。今までにない製品は、そもそも世の中に知られていません。そんな時にユーザーに製品を知ってもらい、身近に感じてもらうためにはどうしたらいいのか。その方法のひとつとして、カテゴリーのファンへアピールする方法論は確かに有効だと思いました。
インタビュー:藤崎実
写真撮影:四家正紀
これからの企業発展には顧客との関係を深めることが必要です。『顧客視点の企業戦略 -アンバサダープログラム的思考-』は、企業とファンが一緒になって課題を解決したり、マーケティング活動を行ったりする方法論や事例について解説した書籍です。今までのマス・マーケティングに加えて無理なく実行できる点にも特徴があります。この機会に是非ともお買い求めください。
はじめに:「新たなる現実」を受け入れて、次へ向かう指標としての顧客視点/第1章:顧客視点がないと「マーケティング」ではない/第2章:マーケティングを顧客視点で組み替える/第3章:企業の目的は「顧客を創造する顧客」の創造である/第4章:顧客と一緒にマーケティングする/実践レポート:アンバサダーの体験設計(上田怜史)/第5章:アンバサダーが企業にもたらす変化/第6章:顧客視点経営がビジネスを変える