【座談会】“素直な”イノベーションが未来をつくる! 暦本純一氏×鈴木堅之氏×近山知史氏

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暦本:商品になっているものからなっていないものまで、様々なレベルでイノベーションを評価します。ただ、上流のものであれば上流なりの、未来に対するポテンシャルを見ます。また、先ほど話した“素直論”で、イノベーションとは目先が変わっていることではありません。未来から見て素直である、シンプルさのあるものが本当のイノベーション。変わったことをやってやろうと思わずに、本質的に「これがいいんだけどな、なんで世の中ついてこないのかな」というのがすごいと思います。

鈴木:研究段階のものにもチャンスをいただける場ですから、ここはワクワクしながら挑んでいっていいと思うんです。ほかに表彰される場はないし、様々な分野の専門家に評価してもらえるというのはまさにここだけ。

近山:応募者の皆さんは必ずしも技術や理論の専門家である必要さえないと思っています。世の中に大きな変化を起こしたい、まだ手探りの延長だが、その第一歩が出来たから見て欲しい。そういった志を、審査員の皆さんは待ってらっしゃるのではないかと思います。

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