日本のオリジナル芸術である「マンガ」の表現手法をグラフィックデザインに応用した「マンガデザイン」。圧倒的な情報量とスピーディーな伝達力、キャラクターを確立することで可能になる、縦横無尽のドラマ展開、難しいことをシンプルにストーリーでわかりやすく訴求できる「マンガデザイン」には、東京2020を契機とするインバウンド作品も多い。近年は世界の人々に一目で「日本」と伝わり、言語を越える新しい表現として注目されている。
そんな「マンガデザイン」をひもとく展覧会「世界をつなぐ マンガデザイン展」が、大阪・あ.べのハルカスにある大阪芸術大学スカイキャンパスで開催中だ。
本展をプロデュースするのは、大阪芸術大学デザイン学科 客員教授で、マンガデザイナーズラボ マンガデザイン®プロデューサーである吉良俊彦氏。
「マンガデザインは『芸術をつなぎあわせたい』という思いを具現化したもの。見る人を笑顔にし、それをきっかけにコミュニケーションがはじまる。言語を越えて、世界と瞬時につながりあえる。マンガデザインとは『つながりあう世界のため』に必要な新しい時代のコミュニケーションの形である」と、吉良氏は語る。
会期中には、佐藤卓氏をはじめ、さまざまなゲストを招いたトークイベントも開催される。
本展は大阪芸術大学スカイキャンパスを皮切りに、7月以降、上海、シンガポールに巡回する。
世界をつなぐ マンガデザイン展 in 大阪
期間:開催中、6月24日(日)まで
会場:大阪芸術大学スカイキャンパス(あべのハルカス24階)
時間:11:00ー19:00(入場は18:30まで)
休館日:毎週月曜日・6月21日(木)
入場料:300円、大阪芸術大学グループの学生、高校生以下は無料
(学生証、生徒手帳を提示のこと)