「JAL CLUB EST」が望む販促アイデアとは?/第10回販促コンペ

【前回の記事】「カルビーが望む販促アイデアとは?/第10回販促コンペ」はこちら

6月5日午前10時まで企画募集中の「第10回販促コンペ」。このほど実施された課題協賛企業のオリエンテーションから、一部を編集部がピックアップ。ここでしか読めない、よりくわしい内容をお伝えしていきます。

今回は日本航空株式会社の、20歳代の社会人が「JAL CLUB EST(ジャル クラブ エスト)」に入りたくなるような企画を求めるオリエンテーションです(第10回販促コンペの特設サイトはこちら

20代の社会人がJAL CLUB ESTに入りたくなるような企画

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20代の若者にワンランク上の上質な体験を
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「JALカード」と「JAL CLUB EST」

 

20代限定サービス「JAL CLUB EST」

今回当社が募集するのは、20代の社会人が「JAL CLUB EST(ジャル クラブ エスト)」に入りたくなる企画です。「JAL CLUB EST」は、「20代の若者に、ワンランク上の上質な体験をしてもらいたい」という、当社の考えから生まれており、後述する「JALカード」に、プラスアルファの限定特典を多く付けた、20代限定のクレジットカードです。今回の課題としては「JAL CLUB EST」を幅広い20代の方々に知ってもらい、ご入会いただくためのアイデアを募集します。

この課題の設定背景には、年会費無料のクレジットカードが、特に若い世代に普及し、一般化したことがあります。結果、当社の「JAL CLUB EST」のような、年会費のあるクレジットカードは入会したいカードの候補に入りづらくなっているのです。

また、クレジットカード業界全体で、新規顧客の囲い込みを目的とした、学生限定や20代限定等の若年層向けカードが多数発行されており、競争が激化していることも、「JAL CLUB EST」が埋もれてしまう原因になっていると感じています。

そして、「JAL」カードという名称から、JALを利用しない人には必要性やメリットのないカードだと思われてしまうことも多いです。

最後に、そもそも20代の中で「JALカード」「JAL CLUB EST」の知名度が低く、まだまだJALになじみのある方にしか知られていないのではないかということです。

クレジットカード業界の動向

クレジットカード業界全体でのカード発行枚数は、2010年がピークの2億7,405万枚、2016年は2億6,600万枚となっています。
「JALカード」については、2016年の会員数は約339万人、取扱額は3兆1,000億円です。会員数は10年前の2006年と比べると1.85倍で、取扱高は1.88倍となっています。

他社のカードと比べると、業界内での取り扱い額は「JCBグループ」が1位、「VJAグループ」が2位で、「JALカード」は9位です。

ただ1人当たりの年間カード利用金額では「JALカード」が1位です。この要因は航空券の購入だけでなく、光熱費や通信料金などの固定費をJALカードでお支払いいただいており、メインカードになっている可能性が高いと考えております。

「JALマイレージバンク」「マイル」とは?

「マイレージ」とは、搭乗時の飛行距離やショッピングなどに応じて付与されるポイントプログラムです。ポイントの単位が「マイル」になります。「JALマイレージバンク」とは、ご搭乗、ご宿泊、ご飲食、ショッピングなどでためたマイルを国内線や国際線の特典航空券や旅行につかえるクーポン、電子マネーなど、さまざまな特典に交換できるなど、豊富な特典のあるJALのマイレージプログラムのことを指します。

このプログラムを採用したカードは大きく3種類あります。ひとつめはクレジット機能なしで、主に飛行機の利用でマイルがたまる「JALマイレージバンク(JMB)」。会員数は約3,000万人です。次にクレジット機能付きの「JALカード」。会員数は約339万人。最後にJALマイレージバンクの上位組織である「JALグローバルクラブ」。会員数は、約20万人~30万人存在します。

次ページ 「おトクな特典満載「JALカード」」へ続く

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