店舗にいる自分をイメージできる動画の構成
小渕:これまでの「KALOS」の動画は、ユーザーのお悩みから始まって、商品を訴求していく構成が定番。ただ今回の場合、その構成では魅力が伝わりません。自然に“店舗にいる自分”を想像してもらうにはどうしたらいいのか、と考えました。そこでお出しした構成案が、お店に入るところから始まり、店内を回遊し、服を選んで試着するまでの一連の動きを1カットで撮るもの。実際に店舗を見てみると、「これは是非ユーザーに見せたい」と思った部分がたくさんありました。たとえば、鏡ひとつにもこだわりがあるんです。この構成なら、そうした店舗のこだわり一つひとつを、自然な形で紹介できると考えました。
牛膓:是非この構成で!と、一度で決まりました。実は、こちらから事前にお願いしていたことがいくつかあったんです。「ブランドイメージを損なわないようにしたい」、「店舗だけではなく商品も見せたい」、「着てもらうイメージまで伝えられたら……」。それらの要求をすべてクリアしていただき、かつお客さまの視点から見ても押しつけがましいものになっていませんでした。店舗のことやブランドについて、相当勉強をしてもらったのではと思います。
小渕:撮影は1日で行い、そこから10日ほどで編集をするというスピード感で制作を進めました。すべてを1カットで撮るのはなかなか大変でしたね。
牛膓:スピード感や制作方法が、これまでとあまりにも違って驚きました。「ELLE」ならではのスポットや、輸入した家具など、お店の中でも私たちが是非見せたいと思うものを外さず、さりげなく映り込むように撮っていただきました。仕上がりは、お客さんが選んでいるような導線になっていて。動画ではさらっと自然に見えているかもしれませんが、その裏にさまざまなカメラワークの工夫があったと思います。
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