【前回の記事】「カルビーが望む販促アイデアとは?/第10回販促コンペ」はこちら
今回はアサヒビールの、飲食店でもっとビールを飲みたくなるような企画を求めるオリエンテーションです(第10回販促コンペの特設サイトはこちら / 課題詳細ページはこちら)
飲食店さまで生ビールをもっと飲みたくなるアイデアを募集します。
飲食店で「とりあえず、生!」となる企画を
アサヒビールは、「とりあえず、生!」「生、おかわりください!」の声をもっと響かせられる販促アイデアを募集したいと考えています。
「酒離れ」や「ビール離れ」が叫ばれる昨今、ありがたいことに弊社はビール類でたくさんのお客様からご支持いただいいるのですが、やはり苦戦しているのが実情です。ビールの持つ楽しさや価値を改めてご実感いただき、ぜひ飲食店さまでもっとビールを飲んでいただけるような企画をお願いします。
当社実施のインターネット調査によると、居酒屋、レストラン、ファミレス、ファストフード等々すべての飲食業態において「外飲みユーザー」が注文するお酒で最も多いのがビールでした。このように意識面ではまだまだ「ビールを飲みたい」と思っていただいているので、飲む人が減ったというよりは、飲む機会と、一度に飲む杯数が減少している可能性があると考えています。
そこで、次の3つの視点からビールを求める方々にお届けできていない原因を探ってみました。あくまで仮説になりますが企画の参考にしていただければと思います。
〇消費者
ワークライフバランスの意識が高まり、働き方が多様化するのに伴い、同僚との「仕事帰りに一杯」というシーンは減っているように感じます。また、最近増えているご家族での飲食店利用では職場での飲み会よりも飲む杯数は減っている可能性もあります。
さらに飲酒者人口の減少や、節約志向、 近年盛り上がりをみせる健康志向の影響もあるでしょう。加えて、レモンサワーやハイボールなどの台頭により、相対的にビールへの関心が低下していることも考えられます。
〇飲食店
「ちょい飲み」「センベロ」という言葉が話題になるように低価格帯の飲食店様の人気は高まっています。飲食店様の方針により考え方は様々ではありますが、比較的原価率の高いビールは敬遠される場合がある様です。
〇自社
さきほどビールへの関心が相対的に下がっている可能性があるというお話しをしましたが、ビールに関してワクワクするような情報を消費者の方々にお届けできていないのではないか、という我々自身の反省もあります。
こうした仮説をふまえ、いまよりもっと飲食店様で生ビールを頼みたくなる販促プランをお待ちしております。今回は、幅広い年齢層をターゲットとして考えていますが、なかでも若年層に届けられたら、と考えています。
飲酒時に期待されている価値
当社が実施した調査では、飲食店などでお酒を飲む際に最も期待する価値は「ワイワイと楽しい気分になれること」だとわかりました。次点は、リラックスしたり、気分転換したりといった、「ホッとしたひと時を得られる」こと。
また、一度の「外飲み」の機会に飲むお酒の平均合計杯数は、合計3.5杯でうちビール
は1.4杯程度です。企画検討の際のご参考に共有させていただきます。
「アサヒスーパードライ」史上最高の泡を実現!
今回は当社商品、「アサヒスーパードライ」の売り上げを伸ばすことだけに重点を置いているわけではありませんが、2018年春に「アサヒスーパードライ」に大きな進化がありましたので共有させていただきます。製造工程において泡を形成するタンパク質の分解・ロスを極限まで低減させるイノベーション技術の開発に成功したというものです。
この新たな技術によって、「泡品質」が向上。「アサヒスーパードライ」の特長である「シャープなキレ味」をよりお楽しみいただけるようになりました。プランナーの皆様にも是非一度ご体験いただけると幸いです。
最後に、アサヒグループは、酒文化の健全な発展をめざすとともに、アルコール飲用の特性を認識し、適正飲酒の推進に組織的かつ継続的に取り組んでおります。飲酒運転、未成年者飲酒、妊産婦飲酒、イッキ飲みなど不適切な飲酒を助長する企画にならないようご配慮いただければ幸いです。