旭酒造の日本酒ブランド「獺祭」は、化粧箱のデザインアワード「DASSAI DESIGN AWARD」を6月から開催している。
これまで同社では「挑戦し続ける姿勢」を重視し、フレンチシェフのジョエル・ロブションとタッグを組んで「ダッサイ・ジョエル・ロブション」をパリにオープンするなど新しい酒蔵、日本酒のあり方に挑んできた。
新しく獺祭にまつわるデザインのアワードを開催する経緯について、旭酒造の桜井博志会長は次のように話す。
「これまで獺祭のデザインの構成は、すべて自分で考えてきました。ブランドを一番理解している自負はあるのですが、一方でブランドイメージが固まってしまう危機感もあり、今回は新しい切り口を取り入れたいと思い、アワードを開催するに至りました。クリエイターの方からどんなデザインが集まるのか予測できませんが、すごく楽しみにしています」。
審査員は、食べるスープの専門店「Soup Stock Tokyo」をはじめ様々なブランドを展開するスマイルズの代表取締役社長 遠山正道さん、世界を渡り歩き「SUGALABO」を立ち上げたシェフの須賀洋介さん、女優としてデビューし短編映画やアート制作などマルチに活躍する蜷川有紀さん、プロダクトやサービスのコンセプトデザインを手がけるWater Design 代表取締役の坂井直樹さん、に桜井会長を加えた5名が務める。
坂井さんは「単にかっこいいデザインではなく、獺祭の旨さ(シズル感)を表現してほしい。皆さんの作品、おおいに期待しています」とコメントを寄せ、蜷川さんは「ユニークで、挑戦的で、なおかつ美しいデザインに出会えることを心待ちにしています」と応募作品への期待を語った。
本アワードでは「純米大吟醸二割三分 獺祭」の化粧箱デザインが募集され、最高賞に選ばれた作品には賞金100万円が贈られる。さらに5万本が同デザインで制作され、国内外で実際に販売される予定だ。
応募者のプロ・アマは問わず、募集期間は8月17日までとなっている。
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6月28日には、桜井会長によるオリエンテーションが実施される。
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DASSAI DESIGN AWARD事務局<宣伝会議内>
電話:03-3475-3010
メール:dassai@sendenkaigi.co.jp