カンヌ初参加者から見たカンヌライオンズ2018レポート&セミナー実況(Droga、電通セミナー)

カンヌでのセミナー②
電通「Androids,AI, and the Future of Human Creativity.」

カンヌ版「徹子の部屋」っぽいステージ

電通主催のセミナーで、電通 クリエーティブテクノロジストの米澤香子さん、大阪大学教授でロボット工学者の石黒浩さん、エディターの若林恵さん、そして、黒柳徹子さんのアンドロイドロボット「totto」が登壇していました。

いまやロボットやAIがどんどん進化している中で、今後ロボットやAIが携わった仕事はますます増えていきます。それも単純なワークをこなすロボットではなく、インテリジェントロボットが増えていった時、「人間はどうするべきなのか?」がテーマでした。

そうしたことが現実化した未来で広告会社やクリエイティブができることについて語られ、たとえば、AIを使って新たにコミュニティを作り上げたり、社会をつくること。人間の価値を再認識できるようなコミュニケーションをつくること、などが挙げられていました。

今後、「人間とは何か?」「人間にしかできないこととは?」という命題と向き合う時、哲学的なアプローチや視点が重要になってくると思います。そしてこれらが、いまのLGBTのように、テーマトレンドになっていく可能性を個人的にとても感じました。

いま、徐々に受賞作が発表されており、今日明日ですべてのアワードが出揃います。CMプランナーという仕事柄、個人的にはFilm部門にどんな作品が並ぶのかが楽しみです。

澤邊浩祐(さわべ・こうすけ)アサツー ディ・ケイ クリエイティブ本部 CA局 CMプランナー/コピーライター

1984年生まれ。慶應義塾大学を卒業後、2008年ADK入社。営業職、ストラテジックプランナー職を経て、2014年にクリエイティブ転局試験に合格、クリエイティブ局へ。テレビCMを中心に、戦略立案、コピーも含めた表現開発を行う。最近の仕事:明治製菓「Meltykiss」、ユニリーバ・ジャパン「AXE GOLD」、メルカリ「売ルフ&買ウガール」シリーズ、ZENT「変革、上等。」など。

 

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